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飯山裕志(日ハム)、現役引退し2軍コーチに転身

2017年12月04日

12/4、スポーツニッポン6面「ユニホームを脱いだ男たち」より

1997日本ハムドラフト4位 飯山裕志
れいめい高・内野手・18歳

引退か、退団して現役続行か・・・。球団はコーチのポストを用意している。8月末に転身の打診を受けた飯山(1997日ハム4位)は2週間以上も悩んだ。現役への未練。「たぶん(引退を)反対してくれるだろう」。淡い期待を胸に「俺、引退しようと思う」と愛妻に告げた。すると返事は「分かりました」。拍子抜けしたがスッと落ちるものがあった。

9月15日、引退会見を行った。その後、もうひとつの決断があった。球団から引退試合の開催を打診されたが、強く固辞。「消化試合でも現役をやめる人間がグラウンドに立つのは失礼」が理由だった。九州・鹿児島生まれの頑固者。周囲の説得にも首を縦に振らなかったが、最後は栗山監督が出馬して渋々承諾した。

引退試合となった10月3日のオリックス戦の数日前には、指揮官から「スタメンで1回ずつ、内野の全てのポジションを守らないか?」とユーティリティー選手の最後を飾るにふさわしい起用法の提案を受けた。ところが、これも「いつも通り、守備固めでお願いします」と即答。当日、栗山監督は「いろいろなことがあったけど、最後まで裕志らしかったよ」と感慨深げに語っていた。

プロで、日本ハムで過ごした20年、初安打は8年目の05年、現役唯一の本塁打は13年目の10年に記録した。200打席に達したシーズンは一度もない。レギュラーに定着できなかったが、守備の職人として地位を築き、東京時代の低迷期からチームを支え続けた。

そんな男に野球の神様はご褒美を与えた。チームが本拠地を北海道に移転した04年以降に5度の優勝を経験。12年10月30日の巨人との日本シリーズ第4戦ではサヨナラ安打も放った。

そして引退試合では、9回2死で大城の打球が途中出場で遊撃を守っていた飯山のところへ。百戦錬磨のベテランも「現役20年で一番緊張した」と振り返る。プロ入りから淡々と守備をこなしてきた男が、最後の一塁送球を終えると顔を紅潮させて吠えた。

来季から2軍内野守備コーチとしてチームを支える。「今まで自分のことだけ考えていた。これからは選手が第一。理想のコーチ像はない。自分なりに頑張りたい」。真摯に野球と向き合った20年。立場は変わってもスタイルは変わらない。



下は1997ドラフトで日ハムが指名した選手です。飯山裕志は4位指名され入団。プロでの成績はこちら

本ハムの1997ドラフト指名選手
1位清水 章夫近畿大投手
2位小田 智之興誠高内野手
3位原田 健二三菱自動車水島投手
4位飯山 裕志れいめい高内野手
5位古城 茂幸国士舘大内野手
6位日里 正義全三郷クラブ外野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:05│ 戦力外通告 
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