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広島、あっと驚く鈴木誠也2位指名の真相

2017年12月05日

12/5、サンケイスポーツ6面「週刊カープ」より 

2012広島ドラフト2位 鈴木誠也
二松学舎大付高・内野手・スカウト評

鈴木誠也を発掘した男-。高校時代、甲子園出場のない投手を、なぜ2位で指名したのか。関東地区を8年担当している尾形スカウトに、獲得秘話を聞いた。「誠也を初めて見たのは、高校1年の秋季大会です。私は野手の場合、足の速さと肩の強さをみるのですが、おもしろそうなのがいるなという印象でした」

尾形氏は2009年に引退後、関東地区のスカウトに転身。1年目は苑田聡彦スカウト(現統括部長)に師事し、2年目に一本立ち。そのタイミングで自身の出身である日大のOB、市原勝人氏が監督を務める二松学舎大付高のエース兼4番、鈴木誠也と出会った。

「投手としては145キロくらい投げていました。ただ、変化球の精度が悪かったですね。打者としては、スイングスピードが他の高校生と比べて圧倒的に速かった。打球を飛ばしたときの角度も良かったですね」

1994年生まれの同世代には花巻東・大谷翔平(2012日ハム1位)大阪桐蔭・藤浪晋太郎(2012阪神1位)光星学院・北條史也(2012阪神2位)ら超高校級がズラリ。鈴木は投手として最速148キロ、打者として高校通算43本塁打の二刀流で注目されてはいたが、3年夏は東東京大会準決勝で敗退。結局3年間で甲子園出場はかなわず、全国の舞台に立つことはなかった。

「試合ではいつも、サードゴロを打っていました。試合で活躍しているところをほとんど見たことはありません」と尾形スカウト。「(ただ)ベンチに帰る姿が好きでした。一塁へ全力で走ってね。カモシカのような脚といいますか。バネのある走り方で、ベンチに戻っていくんですよ」。

凡打の後に感じた確かな素材。練習姿勢も好感を持った。「一生懸命練習していました。野球が好きなんでしょう。カープは練習量が多いですし、うちのスタイルに合うと思いました」。

球団は1月から1カ月か2カ月に1度のペースで球団事務所に松田オーナー、スカウトが集結。定期的に会議を行う。尾形スカウトはそのたびに鈴木のプレーを集めた10分程度の動画を作成し、アピールした。「誠也は試合ではいいところがほとんどなかったので、練習の映像ばっかりだったのを覚えています」。

球団が求めていたのは遊撃手。評価はやはり、甲子園で爆発的な活躍をした北條の方が高かったが野手としての素材の高さをアピールする尾形スカウトの声もあり、10月のドラフト直前のスカウト会議で鈴木と北條の二者択一に・・・。そして当時の野村謙二郎監督の「足はどっちが速いの?」の問いが決め手となった。

「足なら誠也です」。断言した尾形スカウトは「2位なら獲れます」とたたみかけ、2位で指名することが決まった。今でこそ明かせるが、「会議のときに『誠也は遊撃ができます』と言っていたけど、難しいと思っていた」という。「ただ能力は高かったので押し通しました。闘争心があるので絶対にプロ向きだと思っていました」。

実際、内野手としては難しかったが外野手として開花。4年目の昨年、“神ってる”で大ブレークし、優勝に貢献。今季は4月後半から4番に定着し、115試合で打率・300、26本塁打、90打点。8月23日のDeNA戦で守備の際に外野フェンスに激突し、右足首を骨折するまで打線をけん引した。

「けがをしたときには連絡をくれました。そのときは『レギュラーはけがをすることでチームに迷惑がかかる。要領よくプレーすることも大事だぞ』と。でも全力で行くところが、誠也のいいところなんですけどね」。来季、球団史上初の3連覇、34年ぶりの日本一を目指すカープ。常勝軍団への土台は、最強スカウト陣が支えている。



下は2012ドラフトで広島が指名した選手です。2位指名・鈴木誠也の高校時代のスカウト評はこちら

広島の2012ドラフト指名選手
×森 雄大  
×増田 達至  
1位高橋 大樹龍谷大平安高外野手
2位鈴木 誠也二松学舎大付高外野手
3位上本 崇司明治大内野手
4位下水流 昂ホンダ外野手
5位美間 優槻鳴門渦潮高内野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 11:02│ 広島 
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