中日またもや自主退団、藤吉優が退団申し入れ
2017年12月09日
12/9、日刊スポーツ4面より
中日は8日、育成契約選手の藤吉優捕手(2014育成3位)が退団すると発表した。プロ野球選手としての限界を感じ、球団と話し合いを重ねた末に自主退団を選んだ。西山和夫球団代表は「環境を変えてやり直したいという本人の意思を尊重し、退団を認めました」とコメント。今後はプロ野球から離れ、再出発を図るという。
藤吉は14年度育成ドラフト3位で秀岳館から入団。今季は2軍戦に16試合に出場し31打数4安打、打率.129だった。3年目を終えた今オフ、自由契約となったが、球団は今後の成長に期待。11月18日に来季の育成契約を更新したばかりだった。その会見では「死にものぐるいで、支配下を勝ち取りたい」と意気込んでいたが、夢を断念する決断を下した。
育成選手制度はプロ野球への門戸を広めたかもしれない。中日は05年の育成ドラフト発足から18人と育成契約を締結。そこから矢地、赤田、岸本、近藤、三ツ間5選手が支配下登録を勝ち取った。育成出身の巨人・山口鉄や松本が新人王に輝き脚光を浴びたが、狭き門であることは間違いない。
支配下と育成では環境面で大きな差がある。最低年俸は支配下選手の440万円の約半分の240万円と低い。入団時に契約金はなく支度金が数百万円支払われるのみ。藤吉の今季年俸も300万円だった。低条件でもチャンスをつかもうと、プロへ飛び込む選手は多い。だが、大きなレベルの差を突き付けられる。今回のように現実的な選択をするケースもある。
中日は昨年も育成5位で入団した呉屋開斗投手が退団を申し入れ、1年でプロ野球を去った。2年連続での自主退団者。制度を見つめ直す時がきているのかもしれない。
下は2014育成ドラフトで中日が指名した選手です。3位指名・藤吉優の高校時代のスカウト評はこちら
2014中日(育成)ドラフト3位 藤吉優 秀岳館高・捕手・スカウト評 |
中日は8日、育成契約選手の藤吉優捕手(2014育成3位)が退団すると発表した。プロ野球選手としての限界を感じ、球団と話し合いを重ねた末に自主退団を選んだ。西山和夫球団代表は「環境を変えてやり直したいという本人の意思を尊重し、退団を認めました」とコメント。今後はプロ野球から離れ、再出発を図るという。
藤吉は14年度育成ドラフト3位で秀岳館から入団。今季は2軍戦に16試合に出場し31打数4安打、打率.129だった。3年目を終えた今オフ、自由契約となったが、球団は今後の成長に期待。11月18日に来季の育成契約を更新したばかりだった。その会見では「死にものぐるいで、支配下を勝ち取りたい」と意気込んでいたが、夢を断念する決断を下した。
育成選手制度はプロ野球への門戸を広めたかもしれない。中日は05年の育成ドラフト発足から18人と育成契約を締結。そこから矢地、赤田、岸本、近藤、三ツ間5選手が支配下登録を勝ち取った。育成出身の巨人・山口鉄や松本が新人王に輝き脚光を浴びたが、狭き門であることは間違いない。
支配下と育成では環境面で大きな差がある。最低年俸は支配下選手の440万円の約半分の240万円と低い。入団時に契約金はなく支度金が数百万円支払われるのみ。藤吉の今季年俸も300万円だった。低条件でもチャンスをつかもうと、プロへ飛び込む選手は多い。だが、大きなレベルの差を突き付けられる。今回のように現実的な選択をするケースもある。
中日は昨年も育成5位で入団した呉屋開斗投手が退団を申し入れ、1年でプロ野球を去った。2年連続での自主退団者。制度を見つめ直す時がきているのかもしれない。
下は2014育成ドラフトで中日が指名した選手です。3位指名・藤吉優の高校時代のスカウト評はこちら
中日の2014育成ドラフト指名選手 | |||
育1 | 佐藤 雄偉知 | 東海大相模高 | 投手 |
育2 | 石垣 幸大 | いなべ総合高 | 投手 |
育3 | 藤吉 優 | 秀岳館高 | 捕手 |
育4 | 近藤 弘基 | 名城大 | 外野手 |
★プロ入り後の成績★ |
draftkaigi at 09:50│
│戦力外通告