ドラフト会議情報局 2024高校生ドラフト候補 2024大学生ドラフト候補 2024社会人ドラフト候補
2024ドラフト指名予想 スカウト評価 ドラフト候補の動画 ホームにもどる

選抜8強の安田大将(東海大福岡)、関西国際大へ進学

2017年12月10日

12/10、西日本スポーツ5面より

安田 大将 (東海大福岡高・投手)
175cm・右投左打・動画

来夏の甲子園を目指す後輩と一緒に、東海大福岡・安田はグランドで汗を流す。安田が来年から目標にするのは大学野球の聖地、神宮球場。関西国際大へ進み、全国制覇を狙う。「まずはリーグ戦でしっかり投げられるようになりたい。中継ぎが多いと思うので、任された場面をしっかり抑えたい」と大学での活躍を思い描く。

高校球児の多くが注目度の高い東京六大学や東都など関東の大学に憧れる中、関西への進学を選んだ。今春のセンバツ大会に出場した時に練習で関西国際大のグラウンドを使用。室内練習場や隣接する寮など、充実した練習環境を見て「こんな所で野球ができたらいいなと思った」という。

同大学の指揮を執る鈴木英之監督は社会人野球の神戸製鋼を率いた経験があり、2003年の監督就任後、阪神大学リーグを7度制覇。09年には全日本大学選手権4強に導き、15年ユニバーシアード日本代表のコーチを務めるなど実績もある。

安田は高校で特別進学クラスに在籍し、国公立大にも手が届くほどの学力の持ち主だが、鈴木監督に声をかけられ「4年間、野球に打ち込もうと決めた」と迷いはなかった。

この1年間で味わった喜びと屈辱がある。センバツ大会では2回戦で注目を浴びた早実を11―8で破り8強入り。春夏連続出場を狙った夏は福岡大会4回戦で折尾愛真に逆転負けした。9回2死まで5点差でリードしていながら、そこから6点を失った。

「ずっと外角ばかり投げていた。1球でも内角に投げていれば・・・。全く周囲が見えていなかった」と悔やむ。その後は「野球を見たくなかった」というほどショックから立ち直れなかった。

高校野球で学んだことは「ちゃんと準備をすれば勝てる。自分を見失えばダメになる」。悔しさを糧に新しいステージに挑戦する。「将来の夢はプロです」。高校時代の最速は128キロだが、持ち味の抜群の制球力と頭脳的な投球を武器に、福岡発関西経由で大学の頂点に向かって飛び立つ。



下は安田君のピッチング動画です。




ドラフトニュース検索