西武、人的補償で巨人から高木勇人を獲得
2017年12月19日

2014巨人ドラフト3位 高木勇人 三菱重工名古屋・投手・スカウト評 |
西武は18日、FAで巨人に移籍した野上亮磨投手の人的補償として、高木勇人投手(2014巨人3位)を獲得したと発表した。鈴木葉留彦球団本部長は「先発ローテーションに入れる選手の中で一番いいと判断した」と説明。プロ1年目に9勝を挙げ、来季4年目の右腕に2桁勝利を期待した。
巨人へ移籍した野上の補償として、西武が右腕・高木勇を指名した。「10勝近くやってくれると思うし、野上の穴を埋められる」。鈴木球団本部長は、納得の表情でうなずいた。高木勇は150キロ近い直球に、スライダー、フォークボールなど、多彩な変化球を交え、1年目の2015年に9勝(10敗)を挙げた。
この日、移籍を告げられ、「3年間でしたが、巨人軍関係者の皆様や温かい声援を送ってくださったファンの皆様との出会いが自分にとって大きな財産となりました」と、巨人を通じてコメントした。
11勝した野上が抜け、西武の来季先発候補で今季2桁勝利を挙げたのは16勝の菊池のみ。2番手以下は9勝のウルフ、8勝の十亀で、12球団屈指の強力打線に比べて弱点であることは明白だった。辻監督も投手の補強を望んでおり、巨人のプロテクト(28人)から外れていた高木勇の獲得で球団と意見が一致。
高木勇は4月に右手を負傷し、16試合の登板にとどまったが、2軍では先発で6勝。「今年はアクシデントがあったけど、大きな故障がない」と鈴木球団本部長は説明した。
ドラフト1位左腕・斉藤大(明大)、新外国人のカスティーヨ(ドジャース)、若手の高橋光らと先発5、6番手を争う。「勝ちたいという気持ちを強く持ち、西武ライオンズの優勝に少しでも貢献できるように頑張ることで、お世話になった方々やファンの皆様に恩返しをしたいと思います」と高木勇。10年ぶりの優勝へ、新たな力になる。

巨人の2014ドラフト指名選手 | |||
1位 | 岡本 和真 | 智弁学園高 | 内野手 |
2位 | 戸根 千明 | 日本大 | 投手 |
3位 | 高木 勇人 | 三菱重工名古屋 | 投手 |
4位 | 田中 大輝 | 国学院大 | 投手 |
★プロ入り後の成績★ |
draftkaigi at 07:05│
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