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スカウトの逆襲、ドラフト下位で掘り出し物を取れ

2017年12月24日

12/25、日刊ゲンダイ39面「スカウトの逆襲」より
プロ野球選手にとって12、1月がオフだなんてのは昔の話。シーズンが終わって10日くらいノンビリしたら、翌年に向けたトレーニングをスタートする選手は多い。特に投手はフォームが崩れたり、指先の感覚が鈍ったりしないように、軽めのキャッチボールを欠かさない。

ほとんどの高校や大学も同様で、年末年始休暇を除いて体を動かしている。彼らが動けば、オレたちスカウトもゆっくりするわけにいかない。で、部長と、ある大学の練習を見に行った帰り道だった。軽く一杯やっていくかという話になって居酒屋へ。

話題はこの日見た大学3年生の投手だった。「あの右ピッチャー、おまえはどう思う?」。部長が水を向けてきたんで、「球速も変化球も平均点、ドラフト1位とか2位で消える逸材じゃない、いいとこ4位か5位くらいでしょう」って答えたんだ。

すると部長は待ってましたとばかりに、「重要なのはそういう下位で、どれくらいいい選手を取れるかだ。1、2位クラスは、どの球団も評価してるわけだから。きょう見たピッチャーは実は掘り出し物だと思う。制球とフォームがバツグンにいいからな。プロで体を鍛えれば大化けする可能性があるぞ」とニンマリしながら言う。

あの3年生を追い掛けてるのは、現時点でウチだけ。監督に頼み込んでフォークはなるべく投げさせないようにしましょうかと提案すると、部長は「ライバルは11球団だけじゃねーだろう」と、こう続けた。

「特に注意しなきゃならないのは社会人だ。プロ入りするには力が少し足りないといった連中に目を付けたら、大学3年くらいから積極的にアプローチする。つまりドラフト下位で指名されるかどうか微妙な選手に狙いを定めてるわけだ。結果が出なければクビのプロと違って、社会人は仮に野球部を引退しても会社に残れる。食いっぱぐれることがないからな」

他球団を出し抜くことばかり考えてたら、それ以上に警戒しなきゃならない相手がいたわけだから、ホント、ため息もつきたくなる。まったく、仕事は増える一方だ。せめて部長の言う「いいフォーム」ってのは具体的にどこをどう見ればいいのか、チェックポイントくらい教えてくれてもいいじゃないかと思ったら、「それだけは言えない。自分で考えろ」だってさ。



下は2015~2016ドラフト下位指名の掘り出し物選手です。

<投手>
青柳晃洋(2015阪神5位) 12試合 4勝4敗0S 防御率3.22
高梨雄平(2016楽天9位) 46試合 1勝0敗0S 防御率1.03
平井克典(2016西武5位) 42試合 2勝0敗0S 防御率2.40
玉井大翔(2016日本ハム8位) 24試合 1勝2敗0S 防御率2.59
有吉優樹(2016ロッテ5位) 53試合 2勝5敗1S 防御率2.87
小林慶祐(2016オリックス5位) 35試合 2勝1敗0S 防御率3.98

<野手>
戸柱恭孝(2015DeNA4位) 112試合 336打数72安打 打率.214
西川龍馬(2015広島5位) 95試合 204打数56安打 打率.275
山崎晃大朗(2015ヤクルト5位) 59試合 219打数53安打 打率.242
糸原健斗(2016阪神5位) 66試合 162打数42安打 打率.259

draftkaigi at 07:02│
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