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青木宣親(メッツ)、ヤクルトに電撃復帰!

2018年01月30日

1/30、サンケイスポーツ1面より 

2003ヤクルトドラフト4巡目 青木宣親
早稲田大・外野手・21歳

天才打者が神宮に舞い戻る。2月1日のキャンプイン目前。球春到来が迫る中、ヤクルトに待望の朗報が届いた。青木(2003ヤクルト4巡目)が古巣復帰を決断したことが分かった。

「切り込み隊長じゃないけどね、彼にはそういった役割を期待したい。それから(昨年の)WBCで見せたリーダーシップ。誰もが彼のパフォーマンスを見て感じるものがあった。チームを支えてもらいたい」。球団首脳が期待を込めた。

ポスティングシステムを利用してブルワーズに移籍した2011年以来の古巣復帰は、数年来の悲願だった。例年オフに青木が球団にあいさつに訪れるなど、良好な関係を継続。昨年10月末にメッツを自由契約となった際には、衣笠剛球団社長兼オーナー代行が「スタンスは変わっていない。向こうの状況を見ながら。場合によってはこちらから『どうするの』と聞かなければいけない」と動向を注視していくことを明言していた。

このオフの大リーグ市場の動きは、例年になく低調だった。若手への切り替えを図る球団が多く、18年オフに大物選手の動きが多くなる可能性が高いことなどの理由で、日本選手ではダルビッシュ、上原、イチローの所属先が28日(日本時間29日)時点でも未定。去就が不透明となる中、青木とヤクルトは数日前に本格的な交渉を開始し、この日午前に基本合意とスピード決着した。

球団は最大級の誠意を示した。年俸は3年で約10億円の大型契約になるとみられる。背番号は早大から入団した04年から09年まで背負い、愛着のある23番(10年から1番に変更)が用意された。今後正式契約を結び、2月上旬に沖縄・浦添市での春季キャンプに合流する運び。青木は東京都内の施設などで練習を重ねており、途中での合流にも支障はない。

今月5日に36歳となった青木だが、日本で首位打者を3度獲得した打撃技術は円熟味を増している。日本代表に大リーガーでただ1人加わった昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、リーダーシップを発揮してチームをまとめ上げた。

現時点では「1番・中堅」での起用が有力。ヤクルトは昨季、球団ワースト記録の96敗を喫したが、故障で戦列を離れていた川端、畠山、雄平が戻って若手も成長すれば、山田、バレンティン、そして青木を中心にリーグ屈指の打線が組める。最下位からの再建に向けて戦術面、精神面でも象徴になれる存在でもある。青木が古巣再建にひと肌脱ぐ。獲得の相乗効果は、計り知れない。



下は2003ドラフトでヤクルトが指名した選手です。青木宣親は4巡目指名入団。プロでの成績はこちら

ヤクルトの2003ドラフト指名選手
自由枠川島 亮八戸大投手
自由枠(行使せず)
1巡目(指名権なし)
2巡目山田 裕司小松市立高投手
3巡目(指名権なし)
4巡目青木 宣親早稲田大外野手
5巡目吉田 幸央城郷高投手
6巡目佐藤 賢明治大投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:04│ │ヤクルト 
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