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2018センバツ、展望&ドラフト注目選手

2018年02月05日

2/5、日刊ゲンダイ38面「小倉清一郎の鬼の秘伝書」より
センバツ出場校がさる1月26日に決まった。本命は史上3校目の春連覇を狙う近畿大会優勝の大阪桐蔭根尾(動画)藤原(動画)ら能力の高い選手が多く、優勝候補筆頭である。

打倒・大阪桐蔭の1番手は、東海大相模。ただし、エース右腕・斎藤の故障がどこまで回復しているか。昨秋の県大会決勝で右手甲に死球を受けて骨折。その後の関東大会はエース不在の中、4強入りでセンバツ切符を手にできたのは大きい。年明けから投球練習を再開したようだから、センバツ本番までにどこまで復調しているか。

通算44本塁打のプロ注目の4番・森下(動画)も好打者だ。ただ、引っ張り専門で、アウトコースの緩い変化球への対応が課題。エースの復調と4番の弱点克服がカギを握る。

明治神宮大会優勝の明徳義塾、強力打線の智弁和歌山が続く。私が個人的に注目しているのは、関東大会を制した中央学院のエースで4番・大谷(動画)。「二刀流」といわれ、投打でレベルが高い。

日本航空石川の主砲・上田(動画)もいい。身長185センチ、体重97キロの巨漢。昨夏の甲子園でも4番で活躍した。同じ石川・星稜出身の松井秀喜の高校時代を彷彿させるパワフルな打撃である。

今年の冬は全国的に寒い。かつてのセンバツは明らかに北国が不利だった。ただ、3年前の15年に雪が多い福井の敦賀気比が優勝したように、ハンディはなくなってきている。強豪私学は室内練習場を完備していることが理由のひとつ。それ以上に大きいのは、「遠征」だと見ている。

「学校側に理解がある」という条件付きではあるものの、出場が決まった北海道、東北、北信越などの代表校は、沖縄などへ直前合宿に出掛けることが多い。最近はこれが1カ月近い長期ということもザラだ。

合宿を行うには莫大なカネがかかり、そんなに長期間、授業を受けなくていいのかという問題もある。だから「学校の理解」とした。こういう思い切った遠征は、雪の影響で自前のグラウンドが使えない寒い地域の代表校の方が積極的だ。

混戦の多かった最近では珍しく、大阪桐蔭がアタマひとつ以上抜けている。足をすくわれるとすれば、「継投ミス」だ。柿木、根尾ら層が厚い投手陣を抱えるからこそ、誰に投げさせるか、交代のタイミングを迷うことがある。春連覇へ西谷監督の「腕」が試される大会にもなりそうだ。



上の記事は「松坂大輔の育ての親」として有名な小倉清一郎氏が書いたものです。下は同氏が横浜高の野球部長時代に指導した選手です。

選手名 指名年度とプロ入り後の成績
紀田 彰一 1994横浜1位
斉藤 宜之 1994巨人4位
多村 仁 1994横浜4位
横山 道哉 1995横浜3位
幕田 賢治 1996中日3位
中野 栄一 1996中日4位
高橋 光信 1997中日6位
白坂 勝史 1997中日7位
松坂 大輔 1998西武1位
矢野 英司 1998横浜2位
部坂 俊之 1998阪神4位
小池 正晃 1998横浜6位
丹波 幹雄 1998ヤクルト8位
阿部 真宏 2000近鉄4位
後藤 武敏 2002西武自由枠
成瀬 善久 2003ロッテ6巡目
小山 良男 2004中日8巡目
涌井 秀章 2004西武1巡目
石川 雄洋 2004横浜6巡目
松井 光介 2005(大・社)ヤクルト3巡目
佐藤 賢治 2006(高校)ロッテ2巡目
福田 永将 2006(高校)中日3巡目
円谷 英俊 2006(大・社)巨人4巡目
高浜 卓也 2007(高校)阪神1巡目
土屋 健二 2008日本ハム4位
筒香 嘉智 2009横浜1位
荒波 翔 2010横浜3位
近藤 健介 2011日本ハム4位
乙坂 智 2011横浜5位
下水流 昂 2012広島4位
田原 啓吾 2012(育成)巨人1位
倉本 寿彦 2014DeNA3位
浅間 大基 2014日本ハム3位
高浜 祐仁 2014日本ハム7位


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