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阪神、高校生ドラフト候補のデータ取り放題になる?

2018年02月06日

2/6、スポーツ報知4面より
各チームは、18年シーズンに向けて情報戦の火花を散らしている。今季からヤクルト、中日、阪神、ロッテの4球団がトラックマンの設置を決めた。昨季から導入している巨人は「データ分析室」を創設した。スコアラー室長を兼務する巨人・鹿取GMは「データの取得、分析がペナントを左右するようになってくると思う」と重要性を力説する。

そのトラックマンには、独特の契約システムがある。取得したデータは、契約済みのNPB11球団、米マイナーリーグの球団のすべてで共有される。対戦相手の攻略法を探ったり、トレードなどでの獲得に向けて、選手のデータを分析できるが、特定の球団だけがこっそりとチェックするのは不可能だ。またメジャー30球団のデータは権利の問題で閲覧できない。

このオフ、阪神が導入を決めると、一部から邪推される出来事があった。「タイガースは甲子園で高校球児のデータを取り放題になる。スカウト活動に有利ではないか」というものだ。だが阪神・谷本球団副社長は「我々が高校生のデータを取ることはできない」と否定。

トラックマン・ジャパンは「機器の契約は球場ではなく、球団と結んでいます。プロのゲーム以外でデータを取ることも、使用することもできない」と明かす。


近年はトラックマンに類似した簡易機器の「ラプソード」などが登場し、今春のキャンプで巨人がブルペンに配置している。スカウトがスピードガンを持参するように、バックネット裏に最新鋭の機器を持ち運ぶケースも出てきそうだ。

本場の米国では、15年から大リーグ専門チャンネル「MLBネットワーク」がグラウンド上に複数の光学カメラを置き、全プレーを瞬時に数値化する「スタットキャスト」を設立。トラックマンよりもさらにハイテクとされ、守備に就く野手の動き、スピードまでが計測できるようになった。

資金面などを含め、日本での設置にはまだ障壁は多いが、ある球界関係者は「最新鋭の機器を導入しようとすればするほどコストがかさむ。今後は資金力のある球団が、トラッキングでも優位になってくるかもしれない」と見込む。今後は選手の補強だけでなく、データ分析でもマネーゲームが起きそうだ。



下は2017ドラフトで阪神が指名した選手です。過去のドラフト指名選手はこちら

阪神の2017ドラフト指名選手 
× 清宮 幸太郎       
× 安田 尚憲     
1位 馬場 皐輔 仙台大 投手
2位 高橋 遥人 亜細亜大 投手
3位 熊谷 敬宥 立教大 内野手
4位 島田 海吏 上武大 外野手
5位 谷川 昌希 九州三菱自動車 投手
6位 牧 丈一郎 啓新高 投手
育1 石井 将希 上武大 投手


draftkaigi at 08:21│ │阪神 
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