次はイチロー？、何でも欲しがる中日のウラ事情
2018年02月08日
週刊現代 2月10日号より| 1991オリックスドラフト4位 鈴木一朗 愛工大名電高・外野手 |
「実現するとすればすごいこと。僕は、イチローが小学6年生のときに野球を教えたことがありますが、中日ファンですとはっきり言っていました。将来の監督含みで、愛知に戻ってきて欲しい」（元中日OB会長で野球評論家の木俣達彦氏）
中日の森繁和監督が、来季の所属先が未定のイチロー（1991オリックス4位）の獲得に名乗りをあげたことが話題になっている。1月23日にはソフトバンクから自由契約になっていた松坂大輔をわずか5分の入団テストで獲得したばかり。松坂に加えてイチローまで手に入れれば、客寄せ効果は絶大だ。
5年連続のBクラスに沈み、観客動員が伸び悩む中日にとって、イチローはノドから手が出るほど欲しい存在だが、現実はそう甘くはない。
「残念ですが、イチローの頭に日本球界への復帰は全くありません。今オフは、ダルビッシュら主力級を筆頭にメジャーの移籍交渉が難航しており、控えのイチローはしわ寄せを食っていますが、キャンプが近づけば、集客力のあるイチローにオファーを出すチームは必ず出てくる」（スポーツ紙MLB担当記者）
実は、森監督もメジャーで現役を終えたいというイチローの意向は重々承知しているものの、獲得に前向きなポーズをとらなくてはいけないウラ事情があるという。
「中日は’91年のドラフトで、地元・愛工大名電高出身で、大のドラゴンズファンを公言していたイチローを指名せず、オリックスにみすみすさらわれた。イチローのプロ入り後の大活躍を受けて、フロントは地元スポンサーから相当つきあげられたんです。あの時のトラウマから、今回は他球団に先駆けて監督にアピールさせたのでしょう。森監督も周囲に対しては『イチローがいまさら日本でユニホームを着るわけないだろ・・・』とこぼしていますよ」（スポーツ紙中日担当記者）。
瓢箪から駒が出るのを祈るのみ、か。
下は1991ドラフトでオリックスが指名した選手です。イチロー（鈴木一朗）は4位指名され入団。プロでの成績はこちら| オリックスの1991ドラフト指名選手 | |||
| 1位 | 田口 壮 | 関西学院大 | 内野手 |
| 2位 | 萩原 淳 | 東海大甲府高 | 内野手 |
| 3位 | 本東 洋 | 三菱重工長崎 | 投手 |
| 4位 | 鈴木 一朗 | 愛工大名電高 | 投手 |
| 5位 | 北川 晋 | 浪速高 | 投手 |
| 6位 | 西 芳弘 | 寺井高 | 外野手 |
| 7位 | 山本 大貴 | 元阿部企業 | 投手 |
| ★プロ入り後の成績★ | |||
draftkaigi at 07:00│
│中日
