中日ドラ1・鈴木博志、はやくも151キロマーク
2018年02月10日
2/10、中日スポーツ1面より
自慢の剛球がさく裂した。中日ドラフト1位の鈴木博志投手(動画)が9日、初めて打撃投手を務めた。堂上、井領を相手に47球を投じ、最速は151キロを計測。安打性の当たりを3本に抑えた一方で、ボールは20球を数えるなど課題も残した。
衝撃的な幕開けだった。ぐしゃりという鈍い音が球場に響く。鈴木博がプロの打者に対して投じた初球。内角にややシュート回転して食い込んだ直球が堂上のバットを根元からへし折る。「指に掛かった時は強いボールが投げられました」。初の打撃投手でドラ1の片りんを見せた。
続く井領と合わせて全47球を投じた。うち44球は直球。力で押し込みまともに打球を前に飛ばさせなかった。この日の最速は151キロ。平均球速でも147キロをたたき出した。堂上は「力感のないフォームから突然ボールが出てくるので速く感じた。高めの球は力があった」と目を丸くした。
だが手放しでは喜べない。ボール球の数は全投球の半数近い20球。高めに抜ける球がほとんどで、一度外れると連続してボールになる場面が目立った。「初めての実戦で力が入ってしまった」。さらにマウンドが高かったこともあり「体重移動はしやすかったけど、脚に疲れがたまっていて踏ん張りきれなかった。それでもストライクゾーンに制球しないと」と反省した。
持ち味と欠点の両面をのぞかせたが、首脳陣の評価は悪くない。朝倉投手コーチは「疲労がピークに達している中でもいいボールは何球かあった」と話し、近藤投手コーチは「けがもなく打撃投手を務めるところまでこれただけで一段階クリアでしょう」と評価した。
下は2017ドラフトで中日が指名した選手です。1位指名・鈴木君のスカウト評はこちら
2017中日ドラフト1位 鈴木博志 ヤマハ・投手・動画 |
自慢の剛球がさく裂した。中日ドラフト1位の鈴木博志投手(動画)が9日、初めて打撃投手を務めた。堂上、井領を相手に47球を投じ、最速は151キロを計測。安打性の当たりを3本に抑えた一方で、ボールは20球を数えるなど課題も残した。
衝撃的な幕開けだった。ぐしゃりという鈍い音が球場に響く。鈴木博がプロの打者に対して投じた初球。内角にややシュート回転して食い込んだ直球が堂上のバットを根元からへし折る。「指に掛かった時は強いボールが投げられました」。初の打撃投手でドラ1の片りんを見せた。
続く井領と合わせて全47球を投じた。うち44球は直球。力で押し込みまともに打球を前に飛ばさせなかった。この日の最速は151キロ。平均球速でも147キロをたたき出した。堂上は「力感のないフォームから突然ボールが出てくるので速く感じた。高めの球は力があった」と目を丸くした。
だが手放しでは喜べない。ボール球の数は全投球の半数近い20球。高めに抜ける球がほとんどで、一度外れると連続してボールになる場面が目立った。「初めての実戦で力が入ってしまった」。さらにマウンドが高かったこともあり「体重移動はしやすかったけど、脚に疲れがたまっていて踏ん張りきれなかった。それでもストライクゾーンに制球しないと」と反省した。
持ち味と欠点の両面をのぞかせたが、首脳陣の評価は悪くない。朝倉投手コーチは「疲労がピークに達している中でもいいボールは何球かあった」と話し、近藤投手コーチは「けがもなく打撃投手を務めるところまでこれただけで一段階クリアでしょう」と評価した。
下は2017ドラフトで中日が指名した選手です。1位指名・鈴木君のスカウト評はこちら
中日の2017ドラフト指名選手 | |||
× | 中村 奨成 | ||
1位 | 鈴木 博志 | ヤマハ | 投手 |
2位 | 石川 翔 | 青藍泰斗高 | 投手 |
3位 | 高松 渡 | 滝川二高 | 内野手 |
4位 | 清水 達也 | 花咲徳栄高 | 投手 |
5位 | 伊藤 康祐 | 中京大中京高 | 外野手 |
6位 | 山本 拓実 | 市立西宮高 | 投手 |
育1 | 大蔵 彰人 | 四国IL・徳島 | 投手 |
育2 | 石田健人マルク | 龍谷大 | 投手 |
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│中日