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スカウトの逆襲、関東の高校生右腕の評判うなぎ上り

2018年02月26日

2/26、日刊ゲンダイ39面「スカウトの逆襲」より
キャンプ地のブルペンで、オレが担当した高校生右腕の評判がうなぎ上りさ。「このまま状態がいいようなら、3月に二軍のオープン戦で投げさせようかと思ってるんです。結果が出るようなら、6月くらいには一軍に上げられるかもしれません」。こう言う二軍投手コーチの横で、普段はしかめっ面のエラいさんも、すっかりご機嫌だ。

この高校生右腕は関東にある甲子園常連校のエースで、公式戦のデータも秀逸。データおたくでもあるエラいさんなんて、「やっぱり数字はウソをつかないな」とか言って悦に入ってた。もちろんオレも得意満面だ。

さて、小腹もすいたし、食堂でパンでもつまもうと思って部長に水を向けたんだけど、ブルペンの高校生右腕をじっと見たまま、その場を動こうとしない。揚げ句、「アイツ、体はできてるのか? 高校時代に投げ込んだりしてたのかな?」と、クビをひねりながらこう続けた。

「いやな、60球を超えた途端、パタッと球威が落ちるんだ。一昨日もそうだった。で、肩のスタミナや体力面が不安になってな」

なにしろ、バリバリの野球学校のエースだ。投げ込みなんて当たり前じゃないかと、たまたまキャンプ地に教え子の様子を見に来ていたその学校の野球部監督に確かめると、「以前なら投げ込みもバンバンやらせていたんですけど、最近はどうも肩肘を大切にとか、やらせにくい風潮があるというか・・・。ウチも肩肘を含めて、本格的に体を鍛えるのは大学やプロに行ってからでいいという方針に変えまして」と、申し訳なさそうに言う。

体が十分にできていないうちから実戦で投げさせれば、肩や肘に負担がかかって当然。素材がいいからと、高卒ルーキーを1年目から先発ローテに入れて投げさせたがゆえに、取り返しのつかない故障につながったケースは、他球団も含めて枚挙にいとまがない。

オレが担当した関東の高校生右腕も、1年目から実戦で起用するプランはすぐさま白紙に。今年はファームで体づくりに専念することになった。誰もが名前を聞いたことのあるような野球学校の選手であれば、首脳陣もわれわれスカウトも、体はそれなりに鍛えられていて当然だと思う。しかし、先入観にとらわれてはいけないと、改めて思い知らされたね。

(プロ野球覆面スカウト)



今年の新人で、記事にある「高校生右腕で関東にある甲子園常連校のエース」に当てはまる選手は以下の2人です。

中日4位・清水達也(花咲徳栄高) スカウト評
ヤクルト5位・金久保優斗(東海大市原望洋高) 
スカウト評



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