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室内練習場争奪戦、プロのスカウトに頼む高校も

2018年04月02日

4/2、日刊ゲンダイ39面「小倉清一郎の鬼の秘伝書」より
センバツが行われている甲子園は好天が続いている。しかし、開会式前日までは連日の雨続きだった。こうなると、出場している各校の練習場探しは難航する。高野連に割り当てられるのは屋外グラウンドのみ。雨が降れば中止になる。

練習をしたい場合は、指導者が社会人、大学、高校などの室内練習場を探し回る。急に頼んでも「今日は無理です」と断られるケースがほとんど。だから春の場合、1カ月前には電話を入れておくのだ。

地元近畿の高校を除き、出場校は抽選会までに宿舎に入る。今年なら、そこから初日までちょうど1週間。試合日程によっては、関西入りしてから試合まで10日以上も間隔が空くことになる。せっかくの晴れ舞台でも、雨で何日も練習ができなければ、チーム力は落ちる。

顔見知りのプロのスカウトに「どこか練習できる所ない?」と頼む高校もある。ここでものをいうのが、指導者の「人脈」である。

私が横浜高にいた時に世話になったのは、上宮高の元監督で、東大阪大柏原高から2014年に近大の監督に就任した田中秀昌氏だ。東大阪大柏原、近大は立派な室内練習場があるため、随分助けられた。ただ、切羽詰まった強豪校がプロのスカウトなどを使って強引に割り込んでくることもある。水面下では争奪戦が起こることも珍しくない。

雨といえば、横浜高の部長時代、松坂を擁した1998年春に思い出がある。センバツ前の期間が今年同様、雨続きだったが、近鉄の藤井寺球場の室内練習場を独占で借りられたのだ。当時の藤井寺の球場長が、神奈川の武相高出身で、近鉄の選手だった五十嵐英夫氏。この人と昔からの付き合いで、優遇してくれた。

ちょうど大阪ドームができたばかりの時期。近鉄はあまり使用しておらず、邪魔にはならなかった。他校もプロの室内を借りようとは思わない。だから独占状態だった。そのセンバツで優勝。甲子園春夏連覇に関係する大きなアシストだった。

これは室内に限らない。天気が良くても、1週間も2週間も、高野連から割り当てられるグラウンドでの2時間の練習だけでいいはずはない。横浜高は大商大の富山陽一監督のおかげで、よくグラウンドを貸してもらった。期間中のグラウンドの確保も重要な問題になる。

他校の話だが、最終的に見つからない時は、バッティングセンターに行くことが多い。甲子園周辺には硬式球が打てるところがある。雨の日のバッティングセンターは、出場校がよく順番待ちをしている。




上の記事は「松坂大輔の育ての親」として有名な小倉清一郎氏が書いたものです。下は同氏が横浜高の野球部長時代に指導した選手です。


選手名 指名年度とプロ入り後の成績
紀田 彰一 1994横浜1位
斉藤 宜之 1994巨人4位
多村 仁 1994横浜4位
横山 道哉 1995横浜3位
幕田 賢治 1996中日3位
中野 栄一 1996中日4位
高橋 光信 1997中日6位
白坂 勝史 1997中日7位
松坂 大輔 1998西武1位
矢野 英司 1998横浜2位
部坂 俊之 1998阪神4位
小池 正晃 1998横浜6位
丹波 幹雄 1998ヤクルト8位
阿部 真宏 2000近鉄4位
後藤 武敏 2002西武自由枠
成瀬 善久 2003ロッテ6巡目
小山 良男 2004中日8巡目
涌井 秀章 2004西武1巡目
石川 雄洋 2004横浜6巡目
松井 光介 2005(大・社)ヤクルト3巡目
佐藤 賢治 2006(高校)ロッテ2巡目
福田 永将 2006(高校)中日3巡目
円谷 英俊 2006(大・社)巨人4巡目
高浜 卓也 2007(高校)阪神1巡目
土屋 健二 2008日本ハム4位
筒香 嘉智 2009横浜1位
荒波 翔 2010横浜3位
近藤 健介 2011日本ハム4位
乙坂 智 2011横浜5位
下水流 昂 2012広島4位
田原 啓吾 2012(育成)巨人1位
倉本 寿彦 2014DeNA3位
浅間 大基 2014日本ハム3位
高浜 祐仁 2014日本ハム7位


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