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スカウトが注目するPL学園最後の大物

2018年04月26日

週プレ5月14日号より

中川圭太 (東洋大・二塁手)
180cm・右投右打・動画

最後のPL学園出身ドラフト指名選手になるかもしれない・・・。その選手の名は、東洋大学4年の中川圭太(動画)多くのスカウトが「今岡誠がだぶって見える」と語るほどの右の強打者だ。

今岡といえば、PL学園、東洋大を経てドラフト1位で阪神に進み、首位打者1回、打点王1回を獲得したかつての名選手。現在はロッテで2軍監督を務めている。中川にとっては高校、大学と同じキャリアを歩んでいる先輩というだけでなく、プレースタイルも似通うロールモデルのような存在なのだ。

周知の通り、PL学園の硬式野球部は2016年夏の大阪大会を最後に休部となった。春夏合わせて甲子園優勝7回、甲子園通算96勝という輝かしい実績を誇る名門野球部の休部は、野球界にとって衝撃のニュースとなった。部内暴力など数々の不祥事が休部につながったのだが、中川の野球人生もその荒波に翻弄された。

中川が高校1年時の2月、2年生による部内暴力が発覚し、PL学園は6ヵ月の対外試合禁止処分を受ける。当時の監督は辞任し、夏の大会は出場できない。そんなどん底の時期に主将になったのが中川だった。新たに監督に就任したのは、野球経験のない校長。選手たちは中川を中心に自分たちでサインを決め、継投のタイミングは中川が指示した。

そんな現代高校野球では考えられないハンデを背負いながら、PL学園は秋の大阪大会で準優勝し、近畿大会出場を果たす。春のセンバツ出場には届かなかったが、快挙と言っていい奮闘ぶりだった。名門の主将として、主力選手として、そして監督代わりとして・・・。そんな異常な責務を全うした高校球児は、中川以外にいないだろう。

進学した東洋大では、入学直後から中心打者として活躍している。下級生時はDHとして出場し、3年以降は二塁手に定着。3年時には大学日本代表に選ばれるなど、今や大学球界を代表する内野手に成長した。

そんな中川には華もある。180センチ、75キロと均整の取れた体格と、程よく力の抜けた打席での構え。そして何よりも絵になるのが、ボールをとらえた後の形、つまりフォロースルーだ。歌舞伎役者の見えのようにバシッと決まり、美しさすら覚える。球場で観戦する機会があれば、ぜひこの中川のフォロースルーを見てみるといいだろう。

しかし、進路のかかる大学ラストイヤーで、中川はスタートからつまずいた。東都大学リーグの開幕戦は3試合で13打数2安打。あるスカウトが「打席で迷いが見える」と指摘したように、ボールにバットを当てにいくスイングが目立ち、本来の美しいフォロースルーが影を潜めた。

(以下略。続きは本屋さんで)



中川君のバッティング動画はこちら

draftkaigi at 07:06│ │大学 
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