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神谷塁(BC石川)、3球団スカウトの前で快足披露

2018年05月15日

5/15、サンケイスポーツ終面より

神谷 塁 (BCリーグ石川・外野手)
170cm・右投左打・動画

その名は「塁」・・・。5月6日の新潟戦。六回に四球で出塁した神谷が二盗を決めた。それだけにとどまらない。すかさず「サインではなく自分の判断」で三盗。日本野球機構(NPB)3球団のスカウトの前で、自慢の快足をアピールした。

「塁に出ないと自分のスピードは生かせない。今はとにかく出塁することだけを考えています」。50メートル走で5秒7のタイムを誇る神谷。10日現在でシーズン8盗塁はリーグ3位だ。「今季は盗塁王が目標。リーグ記録の47盗塁を塗り替え、1試合に1つ、60盗塁以上を目指す」と高い目標を掲げている。

「この名前でサッカーをやったら怒られます」。白い歯を見せた。沖縄県出身。「塁」の由来は「夏の甲子園の開幕日に生まれたから」だそう。父・善隆さんも俊足の野球選手で、叔父は沖縄水産高で甲子園に出場したことがある野球一家に育った。

北山高では、5番・遊撃手として3年春(2013年)の春季沖縄大会で優勝。九州大会にも出場した。それでも「高校時代には足は速くなかった」。俊足誕生のきっかけは沖縄県の社会人クラブチーム、ビッグ開発ベースボールクラブでの練習から。

「毎週土曜日に10キロ走や坂道の上り下りのメニューがあって、下半身を鍛えられた」。足を武器にNPBを目指そうと、昨年、BCLの門をたたいた。昨季は打率.218だったが、今季は.295(10日現在)と打力も向上。「遊撃から外野にコンバートされて、視野が広くなった。気持ちにゆとりを持って打席に入ることができている」と好調の原因を分析する。

武田勝監督(元日本ハム)は「昨年はスタートが悪く、アウトになる確率が高かった。今季は相手の隙を突けるようになってきた」と、2番での起用を続けている。その上で「もっと足を生かす打撃をしてほしい。もっと内野安打も稼げるはず。足はNPBでも通用する」と期待を込めている。

「単打で出塁し、足を使って二盗、三盗すれば二塁打、三塁打と同じになる。スピードでアピールして、NPBでお金を稼いで、両親に恩返ししたい」。石川の新たなスピードスター、神谷はひたすら塁を駆け抜け、NPB入りをアピールする。



下は神谷君のバッティング動画です。



draftkaigi at 07:02│ │独立リーグ 
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