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プロ注目・万波中正(横浜)、不振続きでスタメン落ち

2018年05月28日

5/28、日刊ゲンダイ39面「小倉清一郎の鬼の秘伝書」より

万波 中正 (横浜高・外野手)
190cm・右投右打・動画

気になる古巣の試合はたまに見ている。投打に何人かのプロ注目選手を抱える横浜(神奈川1位)が今週21日、千葉で行われた春季関東大会で、木更津総合(千葉1位)に七回コールド負けを食らった。

現チームは「2度目」の屈辱だ。昨秋の県大会準々決勝でも鎌倉学園に8-15で八回コールド負け。センバツ甲子園への道を断たれている。今春の県大会準決勝で、その鎌倉学園を12-0の五回コールドで下し、神奈川を制した。期待していただけに不甲斐ない大敗である。

関東大会でのコールド負けは、2014年春に霞ケ浦に七回コールド負けを喫して以来4年ぶり。私は30年近い指導者人生で1度しか記憶にないが、最近は頻繁に起きている。

「センバツを連覇した大阪桐蔭の「全国1強時代」に突入した」と先のコラムで書いた。夏の100回記念大会も大本命。甲子園春夏連覇の確率は80%以上とみる。全国を見渡しても、ストップをかけられる能力を秘めるのは横浜だ。

投手陣はエース左腕の板川佳矢、最速150キロ左腕の及川雅貴、右腕の黒須大誠が、平田徹監督が言う「3本の矢」。左腕の松本隆之介も有望株で、まずまずの布陣と言っていい。

それなのにコールド負けだ。前日の明秀学園日立(茨城2位)戦から連投となった板川が木更津総合戦で1回持たずにKO。平田監督の「夏に向けて板川がどれだけ連投できるかテストしたかった。思ったより悪かった」というコメントを新聞で見たが、連投のテストは練習試合で十分。センバツに出ていない分、関東大会で優勝し、夏へ自信を深めたかった。

野手陣の伸び悩みも気になっている。木更津総合戦で本塁打を放ったプロ注目の長南有航は、4番だったものが8番に降格。不動の主砲になれていない。

コンゴ人の父を持ち、190センチ、88キロの大型スラッガー・万波中正(動画)は、1年夏に横浜スタジアムのバックスクリーン直撃弾を放ち一躍注目された。しかし、打撃面で悩み、今はスタメンからも外れるほどだ。

スカウティングを担当する金子雅部長の功績で、私や渡辺元智前監督が指導していた頃よりタレントは豊富。しかし、2年連続で出場中の夏の甲子園では、2回戦、1回戦で敗退と勝てていない。選手の能力は高いのに何かが足りない。本気で全国制覇を狙うなら、そこを詰めなければならない。



上の記事は松坂大輔の育ての親として有名な小倉清一郎氏(元・横浜高校野球部部長)が書かれたものです。

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draftkaigi at 07:00│ │高校 
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