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スカウトの逆襲、争奪戦必至の菊池雄星

2018年06月04日

6/4、日刊ゲンダイ39面「スカウトの逆襲」より

2009西武ドラフト1位 菊池雄星
花巻東高・投手・18歳

「左肩の張り」で戦列を離れていた菊池雄星(2009西武1位)の調整登板を見てきた。5月25日、埼玉の戸田で行われたイースタンのヤクルト戦に足を運んだのだ。

いつ、来日した? それは言えない。ただ、試合開始前から菊池本人の目に留まる場所をウロウロ。本人は間違いなく、視界にわたしをとらえたはずだ。普段は米国にいるため、しょっちゅうというわけにはいかなくても、できるだけ現場に足を運んで選手に自分の存在をアピールするのは信条でもある。

さて、その菊池は2回47球を投げて4安打3失点。味方の失策が絡んで点は失ったものの、肩はもう心配ない。スライダー、カーブ、チェンジアップのキレはよく、ストレートの最速は154キロをマークした。肩の状態が悪ければ、これだけの球速は出ない。

ドジャース、フィリーズ、マリナーズなども熱心に追い掛けているようだし、わたしひとりが、この目立つ風体で派手に動き回ったところで限界がある。今後は菊池の進路に影響力を持つ旧知の西武OBを通じて、わたしの存在をより強くアピールしていくつもりだ。

「肩の張り」はおそらく軽症だろうが、元をたどれば3月中旬の寝違えに起因しているという。首から肩にかけての筋肉が張り、明らかに調整遅れのまま開幕を迎えた。

問題は3月30日、開幕戦での起用法だ。7回を投げて4安打2失点の結果はともかく、球速は150キロがやっと。球のキレや細かい制球はいまひとつどころか、かなり悪かったという。ただでさえ状態の万全でない投手に、115球も投げさせた首脳陣のハンドリングのまずさが、結果として登録抹消につながったと思うのだ。

開幕当初であれば、メジャーの先発の投球数は100球がメド。菊池のように不安を抱えた投手であれば80球程度に制限される。115球も投げさせようものなら、首脳陣は「人殺し」と言われかねない。春先の投手のコンディションは、それくらいナイーブだ。

菊池は今オフ、ポスティングシステムによるメジャー挑戦が有力視されている。3年連続2ケタ勝利が条件だけにアクセルを目いっぱい踏もうとするだろうが、そんなときこそ首脳陣はブレーキをかけてしかるべき。「肩の張り」が悪化、故障が長引けばチームにとってもマイナスだ。 

(メジャーリーグ覆面スカウト)



下は2009ドラフトで西武が指名した選手です。岩尾利弘は3位指名入団。プロでの成績はこちら

西武の2009ドラフト指名選手
1位菊池 雄星花巻東高投手
2位美沢 将第一工大内野手
3位岩尾 利弘別府大投手
4位石川 貢東邦高外野手
5位松下 建太早稲田大投手
6位岡本 洋介ヤマハ投手
プロ入り後の成績


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