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松井義弥(折尾愛真)に9球団、巨人・オリックス評価

2018年07月10日

7/10、スポーツ報知6面より

松井 義弥 (折尾愛真高・三塁手)
191cm・右投左打・動画

九州のゴジラがヒヤリ発進した。北福岡では、今秋ドラフト候補の松井義弥三塁手(動画)を擁する折尾愛真が逆転サヨナラ勝ちで初戦を突破。190センチの大型スラッガーは2安打を放ち、視察に訪れた9球団19人のスカウトからは「糸井や柳田クラスの選手になれる」とスケールの大きさを評価する声が相次いだ。

夢中でベンチを飛び出した。高校通算39本塁打を誇る松井は、逆転サヨナラ弾を放ったエース・野元涼を笑顔でホームに迎え入れた。「絶対打ってくれると思っていた。打った瞬間、いったと思いました」。自らも2安打を放ち、北九州市民球場に集結した9球団19人のスカウト陣に、高いポテンシャルの片りんを見せつけた。

九州のゴジラだ。日米通算507本塁打をマークした元巨人・松井秀喜氏とは、共通点が多い。名字はもちろん、右投げ左打ちのスラッガーで、本家も高校時代の守備位置は三塁だった。「松井さんがヤンキース時代、テレビで見てました。最近、九州のゴジラとか言われるようになって、いじられるんです」と照れ笑いを浮かべる。

ケタはずれのパワーも本家ゆずり。4000グラムで生まれ、中学入学時には身長はすでに180センチに達していた。ボールが飛びにくい軟球で、ホームから70メートル離れた場所にある3階建ての校舎の上を越える本塁打を放ったこともある。高校のグラウンドの両翼は96メートル。「詰まっても運ぶ。飛距離がとんでもない」とチームメートが舌を巻くほどだ。

190センチ、89キロの体格に、俊足と強肩を兼備。一発は飛び出さなくても、スカウトは鋭く目を光らせていた。巨人・武田西日本統括スカウトが「スケールが大きい選手。柳田、糸井ばりの身体能力を持っている」と言えば、オリックス・古屋スカウトも「体が大きい割に、コンパクトなスイングができる。走力も含めていい選手」。底知れぬスケールを評価する声が並んた。

「僕もプロ野球選手になりたい」と松井。憧れの存在に近づくためにも、北福岡制覇を目指す。「甲子園に行くために、まずは必ずベスト4に入る」と力強く語る主砲が、その一発でチームを初の甲子園へと導く。

(7月9日 北福岡大会1回戦 折尾愛真 7-6 玄界)



松井君のバッティング動画はこちら

draftkaigi at 07:10│ │巨人 | オリックス
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