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万波中正(横浜)、ヤクルト・阪神が熱視線

2018年07月19日

7/19、サンケイスポーツ26面より

万波 中正 (横浜高・外野手)
190cm・右投右打・動画

ジリジリと照りつける日差し。最高気温は35度。過酷な条件の相模原でプロ注目のスラッガー、万波(動画)が躍動した。6番・中堅で先発出場し、打っては2安打1打点。守っては七回に一塁、八回に右翼と守備位置を変え、九回には投手として1回を3者凡退。大車輪の活躍で、チームの16強進出に貢献した。

「相手も最後の大会で気合が入っているなと感じていた。とにかく気合で負けないように、思いっ切りストレートで押していこうと思いました」。公式戦のマウンドは昨夏の甲子園以来1年ぶり。投げた6球は全て直球で、最後の打者は3球三振に斬った。

2年前の夏。神奈川大会3回戦(対松陽)で横浜スタジアムのバックスクリーン上を直撃する推定135メートル弾を放ちスーパー1年生として話題になった。そのパワーに、横浜OBの筒香(DeNA)も「僕の中では考えられない」と驚いたほど。昨夏の甲子園ではリリーフも兼任し、常に注目を浴び続けてきた。

しかし、最後の夏までの道のりは厳しかった。コンゴ出身の父を持ち、1メートル90、88キロと恵まれた体格ながら、その体を持て余して打撃不振に陥った。春の関東大会は、開幕直前のメンバー変更で何とかベンチ入り。今大会も、直前までベンチ入りメンバーを外れていた。

レギュラーの確約がない中、打撃投手を務めてくれた平田徹監督のボールを打ち込むなど懸命に汗を流し、最後に20人枠に滑り込んだ。この日は二回の第1打席で、巧みに右方向に運んでフェンス直撃の二塁打。三回の第2打席は左翼への当たりに俊足を飛ばして二塁打とし、2戦連続複数安打を記録した。

指揮官は「いいマインドでプレーしている。良いところが出始めている」と復調に目を細めた。スタンドではヤクルト、阪神のスカウトが熱視線を送った。横浜OBでもあるヤクルト・斉藤スカウトは「(将来は日本ハムの)中田翔みたいにホームランや打点で勝負していけるバッターになるんじゃないかな」と高く評価した。

(7月18日 南神奈川大会3回戦 横浜 8-2 逗子開成)



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draftkaigi at 07:05│ │阪神 | ヤクルト
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