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日ハム⇔ロッテのトレードはドラフト戦略絡み

2018年08月01日

8/1、サンケイスポーツ6面より
7月31日でプロ野球の補強期間が終了。トレードは、昨年のレギュラーシーズン終了時から10件成立。FA補強の人的補償(2件)を含めると、今季は12球団全てで選手の移籍があった。「実際にまとまったのは10件でも、成立しなかったトレードはその3倍、打診レベルなら5倍はあったかもしれない」と話すのはパ・リーグ球団の編成担当者だ。

各球団とも常時2~3人をプロ担当の編成に置き、他球団の試合や2軍戦をチェック。担当者同士は知った仲だから「○○もらえる?」、「うちは△△なら出せる」なんて雑談は日常茶飯事。冗談から実際に“縁談”がまとまるケースもある。

トレードの大きなタイミングは4つだ。来季に向けた戦力の大枠が見える。〔1〕ドラフトと戦力外通告終了後。新人選手の力量が見え、けが人も出始める。〔2〕オープン戦終了後。対戦が終わり交換しやすい。〔3〕交流戦終了後。そして優勝争いに向けた最終補強ポイントや、登録枠の余剰がはっきりする。〔4〕7月末の移籍期限-だ。

今季は7月中だけで5件成立した〔4〕の「駆け込みトレード」が目立ったが、なかでも編成担当が一様に「驚いた」と口をそろえたのは、日本ハムとロッテによる岡⇔藤岡貴のトレードだ。他件の当該選手は市場でよく挙がっていた名前だというが、この2人はいわば“セール対象外”。「このレベルの選手を同一リーグに出せるのかと、インパクトがあった」(セ球団編成担当)という。

トレードにはさまざまな思惑が働くが、2012年ドラフト1位入団の藤岡貴は、今秋ドラフトで上位指名候補の投手を多数抱える東洋大出身。当然リストアップしている日本ハム側にはもちろん、ロッテ側にも人材を生かし切れずドラ1が構想外となるより、新天地を見つけてあげる方がアマ側の心証がいいという利点もあり、今回のトレードは「ドラフト戦略を考えてもウィンウィン」との声を聞いた。

「環境が変われば劇的に変わる選手はいくらでもいる。需要と供給で成り立つものだが、トレードは活発になった方がいい」と西武・渡辺SD。突然の転機に賭ける選手と、各球団のてこ入れ策の成否に今後は注目が集まる。



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draftkaigi at 08:51│ │日本ハム | ロッテ
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