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根本太一(木更津総合)、日ハム・楽天「成長楽しみ」

2018年08月11日

8/11、スポーツ報知4面より

根本 太一 (木更津総合高・投手)
180cm・右投右打・動画

木更津総合(東千葉)の2年生右腕・根本太一(動画)は、敦賀気比(福井)戦の8回途中から2番手登板。2球目に自己最速を更新する149キロをマークし、堂々の甲子園デビューを飾った。

甲子園がまたしても、2年生の剛速球にざわついた。9点リードの8回2死二、三塁。2番手で登板したのは背番号11の根本だ。右腕を振り抜くと、初球から外角へ148キロ。観衆の視線をくぎ付けにし、続く内角低めで149キロを叩き出した。自己最速を1キロ更新。聖地は感嘆の声であふれた。

「ワーッとなって球速表示を見ました。どよめきが力になった。打たれる気がしなくて、軽く投げた」。1回1/3を1安打無失点1奪三振。房総の大魔神が、15年センバツ優勝校・敦賀気比の前に仁王立ちした。

前日のスーパー2年生の活躍が闘志に火をつけた。創志学園の怪物右腕・西純矢が16奪三振完封。同学年の偉業を見て「2年生であれだけ投げられるのはすごい。スライダーもいいボールを投げていた。戦ってみたい」。根っからの負けず嫌い。ほとばしる闘争心を右腕に込めた。

東の横綱・横浜にもライバルがいる。侍ジャパンU-18第1次候補にも選出された、2年生で最速152キロ左腕・及川雅貴はロッテジュニア時代のチームメート。LINEでも連絡を取り合う。開会式では「150キロってどうやったら投げられるの?」と助言を求めるほどの仲だ。しかし及川は「わからない」と一蹴。頂点に立つため、倒さなくてはならない相手でもある。

9回1死一塁ではストレートの四球。「クイックの時に課題が出た」とまだ粗さをのぞかせるが、連日輝く2年生の原石にプロも黙っていない。日本ハム・岩舘スカウトが「球質が強い。ひと冬越えたら、150キロを超えてくる」とうなれば、楽天・長島スカウト部長は「あのボールを見たら、おぉーとなる。これからが楽しみ」と絶賛した。

「150キロを出したい。将来は全国で一番になりたい」と根本。夢の大舞台が、さらなる怪物を育てる。

(8月10日 夏の甲子園1回戦 木更津総合 10-1 敦賀気比)



根本君のピッチング動画はこちら

draftkaigi at 07:04│ │楽天 | 日本ハム
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