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吉田輝星(金足農)、最大6球団競合のウワサ

2018年08月24日

8/24、日刊ゲンダイ終面より

吉田 輝星 (金足農高・投手)
176cm・右投右打・動画

吉田(動画)は2年生のころから、八戸学院大の正村監督の指導を受けていて、本人も金足農の中泉監督も正村監督には恩義がある。それだけに八戸学院大に進学、さらに腕を磨くのがベストだと考えていた。ところが、甲子園大会でその評価はガラリと変わった。

「進学と言われて、プロ側がハイ、そうですかと素直に引き下がれない存在になった。もともとプロ志向がとても強いだけに、最終的にプロ志望届を提出してドラフト指名されますよ」と、在阪球団のスカウトがこう続ける。

「父親も祖父も金足農野球部出身。祖父は自宅近くで梨を育て、父親は秋田市内の企業に勤務しています。進学にしても学歴を身に付けるより、吉田のプロ入りの夢を実現するために必要な過程という意味合いが強い。プロ側の高い評価が分かれば、間違いなくプロ入りしますよ。希望球団以外の指名なら八戸学院大に進学させる絵図を描いているプロ球団があるというウワサもありましたけど、ドラフト下位の選手ならともかく、これだけ評価が上がった以上、一本釣りは不可能ですから」

プロの評価は揺るぎないものになっている。「(決勝戦で)大量点を取られたからといって、評価が下がるわけではない。ドラフト1位。重複するかもしれないけど、オレが監督なら(1位指名で)いく。久々に出た秋田からの超一級品」とは、地元秋田出身の落合博満元中日監督。その言葉を借りるまでもなく、プロ12球団が指名候補リストの最上位に吉田の名前を繰り上げた。

甲子園のネット裏で視察した在京球団のスカウトがこう言う。

「甲子園の前からリストには載っていた。でも、数多くいる高校生投手候補のひとりという扱い。事前のスカウト会議でも、『担当から名前が挙がっているので、念のため見ておいてくれ』と指示されたくらいで、正直、甲子園での投球内容次第では3位(指名)であるかな、という感じだった。もちろん、今は違う。球のキレ、スタミナは誰が見ても一級品。フィールディング、牽制などの技術も高い。高校生だけど即戦力、という評価に変わった。つまり、完成品とうちは見ている。野球アタマもいいからね」

他球団スカウトの見立てもほぼ一致している。口を揃えるのは、「センスの高さ」だ。吉田本人が「3段階あります」と言っている、ギアチェンジもそのひとつ。状況、場面や相手打者の力量に応じて、直球のスピードに強弱をつけ、スタミナを温存する。ピンチでは2度、3度としつこく走者に牽制を入れ、野手からボールが戻ってくるやいなや、クイック投法で打者に投球。三振を奪うというシーンもあった。 

そういう野球アタマのよさ、センスの高さは天性のもので、教えてどうにかなるものではない、とプロのスカウトをうならせているのだ。

「吉田を即戦力と考えれば、投手を補強ポイントにする広島西武日本ハム楽天は1位指名でいく可能性が高い」(在阪球団編成担当)。巨人中日もそこへ割って入りそうだ。先の在京球団スカウトが言う。

「3年連続V逸の巨人は計算できる先発投手が菅野だけというチーム事情もあり、即戦力投手の獲得を優先する動きを見せていた。実際、東洋大の150キロ右腕トリオといわれる上茶谷、甲斐野、梅津に人も時間も割いていた。そこへ、吉田というヒーローが出現した。放っておかないだろう。

松井秀喜以降、競合する甲子園のスターを避け、確実に取れる即戦力を優先するドラフト戦略を続けてきたが、それが球団内では大きな問題になっていたと聞く。昨年のドラフトで7球団が競合した早実の清宮幸太郎(日本ハム)に行ったように、戦略を変えてきている。注目度、人気も加味するということ。甲子園のスターという看板はやはり大きい。松坂大輔で観客動員の減少に歯止めをかけた中日も、本命だった大阪桐蔭の根尾から吉田に乗り換える可能性があると見ている」

本人はこの日、報道陣に水を向けられ、「好きな球団? 巨人。入りたい? 行きたいです」と将来的な希望を口にした。秋田の公立校に現れたスターが、今秋ドラフトの主役になるのは間違いない。



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