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巨人がスカウト会議、1位最有力に吉田(金足農)

2018年08月31日

8/31、スポーツ報知1面より

吉田 輝星 (金足農高・投手)
176cm・右投右打・動画

巨人が真夏に輝いたスターに白羽の矢を立てた。今秋ドラフト1位の最有力候補に金足農・吉田(動画)が浮上したことが分かった。この日、球団事務所で行われたスカウト会議では、進学、就職予定者の情報共有を含めて「甲子園の総括もやりました」と岡崎スカウト部長は説明。関係者によると、最速150キロを誇るみちのくの剛腕がリストの最上位に名を連ねた模様だ。

公立校ながら、横浜や日大三などの名門校を次々に撃破。秋田県勢103年ぶりの決勝進出を果たした原動力となった。秋田大会初戦から決勝まで、全11試合で10完投を含む計1517球を投げた剛腕。試合終盤でも150キロに迫る直球で相手をねじ伏せる姿は見る者の感動を呼び、一大旋風を巻き起こした。

巨人は開幕からローテを守り通している先発投手は菅野のみとあって、今オフの最大の補強ポイントはローテの柱となりうる投手。高校生離れしたスタミナを誇る吉田は、まさにそれに合致する。「もう最初から高かった」と岡崎スカウト部長に言わしめた評価は、夏を経て確固たるものとなった。

7月30日に行われた会議後には、吉田について「(実際に)見たことがないので楽しみにしています」と期待していた岡崎部長だったが、自分の目でチェックして「いい投手だと思いました。球の質もいいし、一番は投げるスタミナがあるなという感想ですね」と改めてほれ込んだ様子。

吉田は9月3日から宮崎で行われる「第12回U18アジア野球選手権」に高校日本代表として出場するが、複数人のスカウトを派遣し、徹底マークしていく方針も明かした。相思相愛の間柄でもある。甲子園を終えて秋田に凱旋した際、吉田は好きな球団に「巨人」を挙げ、「行きたい?」との問いに「はい、行きたいです」と素直な憧れを口にしている。

即戦力級の実力は当然として、甲子園という大舞台で証明したスター性も大きな魅力。巨人はかつて、投手なら桑田真澄、打者なら松井秀喜といった甲子園のスーパースターが中心にいた。その系譜を継ぐ者として動向を注視していく。

甲子園前には八戸学院大への進学が有力視されていた。U18アジア野球選手権後に両親らと相談し、最終判断する見通しだというが、岡崎スカウト部長は「僕たちはプロ志望届を出した人しか指名できない。それが締め切られた時点で、誰を指名できるかが決まるので」と推移を見守る。

大阪桐蔭の二刀流・根尾や浦和学院の“大谷2世”こと渡辺らも1位候補に含まれている模様だが、吉田がプロ志望を表明すれば一気に加速する可能性もある。



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draftkaigi at 07:08│ │巨人 
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