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富山凌雅(トヨタ)全12球団から調査書、中日評価

2018年10月16日

10/16、中日スポーツ7面「ドラフトを待つ」より

富山 凌雅 (トヨタ自動車・投手)
178cm・左投左打・動画

プロ野球ドラフト会議が、いよいよ25日に迫ってきた。指名を待つ中部地区の有力な社会人、大学生、高校生を5回に渡って紹介する。第1回はトヨタ自動車の最速147キロ左腕、富山凌雅投手(動画)

左腕不足の今年のドラフト戦線で、有力候補として注目されている。九州国際大付高から入社して3年目。プロ側の評価の指標となる調査書は、全12球団から届いた「野球を始めた時からプロを目指していた。1軍のマウンドで活躍するイメージは持っている」

バットを押し込むような力のあるストレートが武器。若々しい、投げっぷりの良さも魅力だ。2年目の昨年は秋の日本選手権で公式戦初先発。一躍、エース格の活躍で優勝に大きく貢献し、プロのスカウト陣から「1位候補」の声が上がった。

しかし、ドラフト解禁イヤーの今年は一転して不調。「解禁を意識して、崩してしまった」。フォームのバランスが乱れ、制球、球速、球のキレとも精彩を欠いた。都市対抗は、予選でクラブチーム相手の1試合にリリーフ登板したのみ。本大会では出番はなかった。

「考えながらやって、投手らしくなってきたと周囲からは言われる。でも、その一方で調子は上がらなくて・・・」。もどかしい思いを抱えながらも、先輩らのアドバイスを参考に試行錯誤した。9月に行われた阪神2軍とのプロアマ交流戦では、先発で5イニング3安打1失点。10球団のスカウトが見つめる前で好投した。

上向いている実感はある。中日・中原スカウトは「持ち味のストレートに加えて、変化球をさらに磨けば、プロでも大きな戦力になる」と評価する。

高校時代は甲子園でも活躍。14人きょうだいの大家族としても話題になった。富山は上から6番目の三男。晴れ姿を見せたい思いはある。「プロは入るまでが一番難しい。入ってから、いろいろ考えたい」。物おじしない性格もプロ向きだ。



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draftkaigi at 07:31│ │中日 
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