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藤原恭大(大阪桐蔭)、ドラ1候補を大解剖!

2018年10月21日

10/20、夕刊フジ41面より

藤原 恭大 (大阪桐蔭高・外野手)
180cm・左投左打・動画

打席に立てば同世代の女子から黄色い大声援が送られ、圧倒的なスピードとパワー、華のある端正なルックスで視線を独り占めする。今年のドラフトでナンバーワン外野手と目される、大阪桐蔭・藤原恭大(動画)だ。

野球との出会いは小学1年。大阪府豊中市内で焼き鳥店を経営する父の史成さんが監督を務める軟式野球チーム「園和北フレンズ」で、白球を追い始めた。最初は父の厳しい指導に音を上げていたが、やがて才能を発揮し、6年時にはオリックスのジュニアチームに選抜された。

同じタイミングで野球を始めた2歳上の兄、海成さんはPL学園硬式野球部で最後の部員の1人。PLが部員募集を停止する前は、兄と同じユニホームを着る夢を見たこともあった。

幼い頃から俊足だった藤原には数々の伝説がある。中学の運動会のリレーでアンカーだった藤原は最下位からごぼう抜きでトップに立ち、学校のスポーツテストでは50メートル走で陸上部員を上回った。好きな野球選手はソフトバンク・柳田悠岐外野手だが「野球選手じゃなかったら、短距離走の選手になりたかった」。

憧れのアスリートに100、200メートル走の世界記録保持者、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)を挙げる。「スピードにも、パワーにも自信があります。プロでの目標はトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)」と豪語する通り、50メートル走5秒7の快足に加え、握力は右手が90キロ、左手が85キロ。力自慢ぞろいの大阪桐蔭野球部内でも腕相撲では負けなしだ。

昨年のU-18W杯の日本代表には、枚方ボーイズでチームメートだった報徳学園・小園海斗内野手と2年生で2人だけ選出された。

今年9月のU-18アジア選手権に出場した高校日本代表のチームメートで、自身もドラフト上位候補右腕の浦和学院高・渡辺勇太朗投手(動画)は、今夏の甲子園準々決勝で大阪桐蔭と対戦し、内角に狙い通りに投げた143キロ直球を右翼席に運ばれ「あのコースをスタンドまで持っていかれたことはなかった。これまで対戦した打者で1番。怪物です」と舌を巻いた。

外野レギュラーの高年齢化が懸念される巨人、阪神、ヤクルトに絶対的なレギュラー不在のロッテも1位指名を検討中。高校生の外野手が“外れ1位”でなく、1回目の入札で1位指名されれば、2005年に大阪桐蔭の先輩の平田良介外野手が中日に指名されて以来、13年ぶりの快挙だ。



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draftkaigi at 09:00│ │高校 
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