立野和明(東海理化)、中日「1位候補に入ってくる」
2018年11月03日
11/3、中日スポーツ8面より
1959年創部の東海理化に、全国大会初勝利をもたらした。東海理化・立野和明(動画)が延長12回、タイブレークまでもつれた熱戦を4安打1失点で完投。試合終了の瞬間は右腕を大きく突き上げた。中日・田島の後輩にあたる高卒2年目の来年ドラフト候補は「これは通過点。日本一を目指しているので」と平然と言ってのけた。
歴史を刻む初勝利にふさわしい激闘、そして快投だった。立ち上がりから飛ばし、1回の先頭打者への2球目に自己最速を1キロ更新する150キロをマーク。「全国大会で150キロを出したかった。そこから、野球に集中という感じだった」。その言葉通り、ストレートとスプリット、カットボールを駆使して、6回まで1人の走者も許さない完全投球を披露した。
7回の先頭打者に初安打を許し、1点リードの9回は2死走者なし、2ストライクと追い込んでから内野安打と、中前打を中堅手が後逸(記録は三塁打)する間に同点とされた。だが「9回では終わらないと思っていた」と崩れることなく、再びギアを上げて、12イニング138球を投げ切った。
中部大第一高時代から注目を集め、社会人では1年目から公式戦で大事な場面でのリリーフを経験。寮の自室で炊いた3合の白米を練習に持参し、体重を10キロ近く増やしたことで、最速142キロだった直球に磨きがかかった。
中日・中田スカウトディレクターは「肩周りが柔らかく、見るたびに良くなっている。1位候補に入ってくる」と絶賛。全国大会初の先発で、20歳の若きエースが躍動した。
(11月2日 日本選手権1回戦 東海理化 4-1 室蘭シャークス)
立野君のピッチング動画はこちら
立野 和明 (東海理化・投手) 180cm・右投右打・動画 |
1959年創部の東海理化に、全国大会初勝利をもたらした。東海理化・立野和明(動画)が延長12回、タイブレークまでもつれた熱戦を4安打1失点で完投。試合終了の瞬間は右腕を大きく突き上げた。中日・田島の後輩にあたる高卒2年目の来年ドラフト候補は「これは通過点。日本一を目指しているので」と平然と言ってのけた。
歴史を刻む初勝利にふさわしい激闘、そして快投だった。立ち上がりから飛ばし、1回の先頭打者への2球目に自己最速を1キロ更新する150キロをマーク。「全国大会で150キロを出したかった。そこから、野球に集中という感じだった」。その言葉通り、ストレートとスプリット、カットボールを駆使して、6回まで1人の走者も許さない完全投球を披露した。
7回の先頭打者に初安打を許し、1点リードの9回は2死走者なし、2ストライクと追い込んでから内野安打と、中前打を中堅手が後逸(記録は三塁打)する間に同点とされた。だが「9回では終わらないと思っていた」と崩れることなく、再びギアを上げて、12イニング138球を投げ切った。
中部大第一高時代から注目を集め、社会人では1年目から公式戦で大事な場面でのリリーフを経験。寮の自室で炊いた3合の白米を練習に持参し、体重を10キロ近く増やしたことで、最速142キロだった直球に磨きがかかった。
中日・中田スカウトディレクターは「肩周りが柔らかく、見るたびに良くなっている。1位候補に入ってくる」と絶賛。全国大会初の先発で、20歳の若きエースが躍動した。
(11月2日 日本選手権1回戦 東海理化 4-1 室蘭シャークス)
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│中日