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広島がスカウティング見直し、甲斐拓也の鬼肩

2018年11月08日

11/7、日刊ゲンダイ29面より

2010ソフトバンク育成6位 甲斐拓也
揚志館高・捕手

技術だけではない。日本シリーズ史上初、育成出身でMVPを獲得したソフトバンクの甲斐拓也(2010育成ドラフト6位)。日本シリーズでは、新記録となる6連続盗塁阻止をやってのけ、機動力を武器にリーグ3連覇を果たした広島の「足」を完全に封じた。

これには、育成に定評のある広島の松田オーナーも「いかに才能を漏らしているか痛切に感じた」と白旗。他球団のスカウティング方針をも変えつつある「甲斐キャノン」はそれほどまでに衝撃だった。

耳目を集めるたび、持ち前の強肩や捕球してから二塁への送球の速さが注目された。ただ肩が強い、だけでいえば他にもいる。巨人の小林誠司もそのひとり。しかし、今季の盗塁阻止率は.341。甲斐の.447と比べて1割以上低い。

小林は2年連続沢村賞を獲得した菅野智之の「相方」だが、小林は菅野に気持ち良く投げてもらうことで好投を引き出すタイプだ。甲斐は普段、謙虚で物腰が柔らかい。優勝後の会見でも、盗塁阻止率100%の快挙に「投手の方が牽制やクイックを工夫してくれたおかげ」と謙遜していた。

が、マスクをかぶると豹変。外国人投手との意思疎通について聞くと、甲斐はこう答えた。

「もちろん通訳の方に頼っていますが、その中でも僕の意見や納得いかないこと、言いたいことがあれば、試合中、マウンドでもハッキリ言う。文句も言いますよ。それで動揺させてしまうかな、とかは気にしません。そのつど意思を伝えて少しずつでも実践していかないと、バッテリーとして成長しない。それは外国人投手に限らずですけどね。みんなやっていることだと思いますけど、日々の積み重ねが大事だと思っています」

元完全試合投手の評論家・高橋善正氏が「投手をどうコントロールするか。捕手に必要な能力です」とこう続ける。

「甲斐君はしっかりコミュニケーションを取り、投手からの信頼を勝ち取っているのでしょう。信頼を得るには、投手主導、捕手主導と偏った関係ではなく共同作業が必要。言いたいことは伝え合って考えを確認することが大事です。投手に『こいつに言われたら仕方ない』と思わせる人間性がなければ、ここまでできない。捕手のスカウティングでは、肩やフィールディングだけじゃなく、人柄も加味していくべきです」

甲斐キャノンは女房のしつけのたまもの。各球団は「気の強い嫁」探しに奔走することになりそうだ。



下は2010育成ドラフトでソフトバンクが指名した選手です。甲斐拓也は6位指名され入団。プロでの成績はこちら

ソフトバンクの2010育成ドラフト指名選手
育1位 安田 圭佑 四国九州IL高知 外野手
育2位 中原 大樹 鹿児島城西高 内野手
育3位 伊藤 大智郎 誉高 投手
育4位 千賀 滉大 蒲郡高 投手
育5位 牧原 大成 城北高 内野手
育6位 甲斐 拓也 揚志館高 捕手
プロ入り後の成績






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