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西岡剛(阪神戦力外)、ロッテに拒絶された理由

2018年11月20日

週刊ポスト11月30日号より

2002ロッテドラフト1巡目 西岡剛
大阪桐蔭高・内野手・18歳

「チームとして若返りの方針があるとはいえ、実績のあるベテランを指導係として獲得するのは珍しいことではない。にもかかわらず、わざわざ球団本部長が獲得を即否定したのだから、それなりの理由があるのでしょう」(スポーツ紙記者)

11月13日にタマホームスタジアム筑後で行なわれたプロ野球12球団合同トライアウト。投手29人、野手19人の合計48人の中で最年長だったのは、阪神を戦力外になった西岡剛(2002ロッテ1巡目)だった。

ロッテ時代にチームを2度日本一に導き、盗塁王や首位打者、最多安打のタイトルも獲得。だが2011年のメジャー移籍後はケガに苦しみ、なかなか結果を残せずにきた。ラストチャンスと臨んだトライアウト当日のスポーツ紙のインタビューで、西岡は「育ててもらったロッテでユニフォームを脱ぎたい」と古巣へのラブコールを送っていた。

ところが同日、ロッテの林信平球団本部長は「井口資仁監督の下、新しいチームに生まれ変わろうとしている」と早々に獲得するつもりなしと宣言したのだ。前出の記者が続ける。

「中村奨吾をセカンドにコンバートし、サードに鈴木大地、ショートにはルーキーイヤーから結果を出した藤岡裕大がいる。戦力として西岡を必要としていないのはたしか」

また、日本復帰の際、ロッテも獲得に動いていたものの、マネーゲームの末に阪神入りとなった“因縁”もある。功労者とはいえ、復帰にいい顔をしない球団関係者も多いという。さらに、今回は派手な交友関係もネックとなった。

「2013年には、大阪桐蔭の後輩の中田翔やプロ入りしたばかりの藤浪晋太郎を引き連れて美人ホステスとのクルージングパーティがフライデーされたことがあった。今年のドラフトで4球団競合の末交渉権を獲得した藤原恭大は大阪桐蔭出身ですからね。高校の先輩から悪い遊びを教わってほしくないという心配もあるでしょう」(同前)

西岡は、4打数1安打2三振の結果でトライアウトを終えた。他の選手たちが正面玄関から帰路につくなか、西岡は1人、裏口から球場をあとにした。



下は2002ドラフトでロッテが指名した選手です。西岡剛は1巡目指名入団。プロでの成績はこちら

ロッテの2002ドラフト指名選手
自由枠(行使せず)
自由枠(行使せず)
1巡目西岡 剛大阪桐蔭高内野手
2巡目(指名権なし)
3巡目浅間 敬太敬愛学園高投手
4巡目神田 義英川崎製鉄水島投手
5巡目鈴木 貴志王子製紙投手
6巡目金沢 岳矢板中央高捕手
7巡目酒井 泰志いすゞ自動車投手
8巡目早坂 圭介横浜商工高内野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:04│ │戦力外通告 
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