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石井裕也(日ハム)、第二の人生は裏方の打撃投手

2018年12月08日

12/8、スポーツニッポン4面「ユニホームを脱いだ男たち」より

2004中日ドラフト6巡目 石井裕也
三菱重工横浜硬式野球クラブ・投手

先天性難聴を抱えながらプロ野球の厳しい世界で戦い、14年の選手生活に終止符を打った「サイレントK」。日本ハム・石井(2004中日6巡目)は補聴器のスイッチを切り、静寂の中1人で奮闘してきたマウンドと同様、ユニホームを脱ぐ覚悟も1人で決めた。

右膝手術明けの昨季の登板は8試合。今季も開幕から2軍暮らしが続いた。夏場すぎ。「そろそろ(引退)かなと思った」。それでも「野球を続けたい気持ちもあった」。考え込む時間が増えた。葛藤の日々。球団との話し合いをする中で「他球団に行っても先は短いと分かった」。

最後は誰にも相談せずに引退を決め「周りもみんなびっくりしていた。父親に最後の登板を見せてあげたかったな」。一番の心残りは10年前に小腸がんのため他界した父・清二さん(享年60)に引退試合を見せられなかったことだった。

現役時代の心の支えは父の言葉だった。中日から横浜(現DeNA)に移籍した直後の08年。深夜に病院から父の訃報を受けた。最期はみとれなかった。

父からよく言われていた言葉は「野球は楽しく。自分を信じて投げなさい」。厳しい練習、試合の場面では父の言葉を思い浮かべてきた。「つらいことの方が多かったけど、野球を楽しもうと思って投げてきた」。今は野球人生は楽しかったと胸を張って言える。

12年の巨人との日本シリーズ第6戦。阿部に決勝打を許して敗戦投手となった。現役時代はその写真を自室に飾っていた。心が折れそうになったときは、その写真が心を奮い立たせてくれた。

引退した現在は、その写真に代わって引退試合で横浜商工(現横浜創学館)の後輩、西武・秋山と対戦している写真が飾られてある。中堅カメラから真剣勝負を繰り広げている2人を写した一枚。この写真を見ると「もう終わったんだなあと思う」としみじみと振り返る。

日本ハムでの打撃投手として新たなスタートを切る。「球団に恩返しをしないといけないことがたくさんある」。来季に向けて今でも現役時代と変わらず体を動かす。3年ぶりの日本一を狙うチームを今度は裏方として支える。



下は2004ドラフトで中日が指名した選手です。石井裕也は6巡目指名入団。プロでの成績はこちら

中日の2004ドラフト指名選手
自由枠 樋口 龍美 JR九州 投手
自由枠 (行使せず)
1巡目 (指名権なし)
2巡目 中田 賢一 北九州市大 投手
3巡目 (指名権なし)
4巡目 川井 進 日本通運 投手
5巡目 鈴木 義広 中部大 投手
6巡目 石井 裕也 三菱重工横浜 投手
7巡目 中村 一生 国際武道大 外野手
8巡目 小山 良男 JR東日本 捕手
9巡目 金剛 弘樹 日本通運 投手
10巡目 鎌田 圭司 トヨタ自動車 内野手
11巡目 沢井 道久 東海理化 内野手
12巡目 普久原 淳一 法政大 外野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 11:14│ │戦力外通告 
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