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大阪桐蔭の歴代ナンバー1野手は浅村栄斗(楽天)

2018年12月10日

12/10、日刊ゲンダイ39面「小倉清一郎の鬼の秘伝書」より

2008西武ドラフト3位 浅村栄斗
大阪桐蔭高・内野手

このオフはプロ野球の移籍市場が盛り上がっている。FAで広島から巨人へ移籍した丸佳浩(2007広島3巡目)の千葉経大付高時代を思い出す。横浜高の部長時代、丸が2年生だった2006年夏の甲子園に共に出場。千葉経大付が優勝した2年秋の関東大会も見た。

通算49本塁打といっても、当時はタイミングを取るのがうまい打者という印象。投手としては肩が強い野手が投げている感じだった。それが広島で2年連続MVPを取るような選手になるとは、思いもしなかった。

丸と同じくFAで西武から楽天に移籍する浅村栄斗(2008西武3位)の方が印象が強い。08年夏の甲子園準決勝で対戦し、いいようにやられたからよく覚えている。横浜には2年生の4番・筒香(DeNA)がいた。1番・遊撃で出場した浅村はこの試合で5打数3安打3得点。通算22発ながら、長打力があって広角に打てる。足も速い。

ただ、それより目を奪われたのは遊撃の守備力だ。フットワーク、守備範囲はもちろん、何より肩が強い。三遊間へ飛んだヒットコースの打球に追いついたと思ったら、そこから一塁へ矢のような送球で打者走者を刺した。

4-9で敗れた試合後、大阪桐蔭の西谷監督に「あの浅村ってショートはいい選手だな」と言った。すると「そうでしょう? 小倉さんもそう思いますか?」とうれしそうに話していたのを思い出す。大阪桐蔭は平田(中日)、中田(日本ハム)、森(西武)らプロ野球に多くの野手を送り出している。私が見る限り、その中でも歴代ナンバーワンは浅村だ。

ポスティングで西武からメジャー挑戦を表明している菊池雄星(2009西武1位)も印象深い。高3の5月、同い年の筒香は大不振にあえいでいた。詰まった打球の凡打を繰り返し、苦しんでいる頃、センバツ準優勝校の花巻東と練習試合を行った。

相手投手はドラフト1位候補の菊池。筒香はこの時40度近い熱があり、直前まで病院で点滴を打っていたが、菊池と対戦できるまたとない機会。「せっかくだから打ってみるか?」と打席に立たせると、右翼後方のネットに突き刺す本塁打を放った。2打席を終えると、試合会場の横須賀市・ベイスターズ球場からタクシーで寮へ帰らせた。

それから夏までの約1カ月半で20発を量産。一流同士、共鳴し合ったのか。筒香を復活させたのは紛れもなく菊池だ。150キロ近い直球とスライダーのキレは、私が見た歴代左腕の中でトップクラスである。

ドラフト1位の菊池、筒香はともかく、丸も浅村も3位で入団。丸はよく指名したと思うが、浅村はもっと上位でいい選手だ。それほど浅村は高校時代から際立っていた。


上の記事は松坂大輔の育ての親として有名な小倉清一郎氏が書いたものです。


下は2008ドラフトで西武が指名した選手です。浅村栄斗は3位指名され入団。プロでの成績はこちら

西武の2008ドラフト指名選手
1位 中崎 雄太 日南学園高 投手
2位 野上 亮磨 日産自動車 投手
3位 浅村 栄斗 大阪桐蔭高 内野手
4位 坂田 遼 函館大 外野手
5位 岳野 竜也 福岡大 捕手
6位 宮田 和希 甲賀専門学校 投手
プロ入り後の成績


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