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巨人、内海流出で原監督に疑問の声

2018年12月22日

12/22、日刊ゲンダイ40面より

2003巨人ドラフト自由枠 内海哲也 
東京ガス・投手

球界に衝撃が走った。巨人は20日、FA権を行使して入団した炭谷銀仁朗の移籍に対する補償として、西武から内海哲也(2003巨人自由枠)を獲得するとの連絡があったと発表した。

巨人の石井球団社長兼編成本部長は「大変残念」とコメント。内海は球団公式インスタグラムで「ライオンズで頑張っていきたい。将来的にはジャイアンツに帰ってこられるように、一回りも二回りも成長して帰ってこられたらいいなと思っています。本当に15年間、応援ありがとうございました」とファンに向けて肉声を流した。

今季は4年ぶりに完投、完封勝利を挙げるなど5勝。現状維持の年俸1億円で更改したばかりだった。これまで2度の最多勝や最多奪三振のタイトルを獲得するなど左のエースとして君臨。明るい性格とリーダーシップで巨人投手陣の上下関係を取り払うなど、雰囲気を変えた男でもある。

後輩の菅野が順調に成長できたのは、内海のおかげと言う関係者もいるほどだ。FA補強の代償として、そんな精神的支柱を失うことになる。最終的に判断したのは、編成の全権を任されている“実質GM”の原辰徳監督である。巨人OBで評論家の高橋善正氏がこう首をひねる。

「驚きましたね。FAで獲得した西武の炭谷の代償ですから、なんともやり切れません。今季まで正捕手だった小林がいくら打てない(通算打率.215)といっても、炭谷だって同じようなもの(通算.212)。小林には球界随一の鉄砲肩がある。そもそも西武の3番手捕手を取らなければ、功労者の内海は失わなかったわけで、本当に必要な補強なのかは疑問です。原監督が若手を優先して内海をリストの28人に入れなかったのなら、まだ理解はできます。しかし、一貫性がないのがさらに問題なんです」

若手にチャンスを与えるためにベテランの肩を叩くのなら分かる。日本ハムはそうやってチーム内の血を入れ替え、活性化する方法をとっている。が、今回、人的補償の28人に若手を多くプロテクトしていたとして、原監督が来季起用するかは別の話だ。

実際、前日に内海より1歳上の岩隈久志を獲得したばかり。内海は同じ先発投手の岩隈にはじき出された格好でもある。巨人はこのオフ、ベテランの中島宏之も補強している。

「生え抜きの功労者を軽視して、故障明けでどうなるか分からないようなベテランを外から何人も連れてくるのは理解に苦しみます。丸以外のこれらの補強は『勝つため』には見えないし、ましてや『若返り』でもない。これでは筋が通りません。こんなことをやっていたら、ファンはどんどん離れていきます。チグハグとしか言いようがありません」(前出の高橋氏)

一方で西武は得をしたかもしれない。辻監督は「まず即戦力で経験も十分。若い投手に間違いなくプラスになる。左ということもある」と説明したように、巨人の方が失ったものは大きそうだ。



下は2003ドラフトで巨人が指名した選手です。内海哲也は自由獲得枠で入団。プロでの成績はこちら

巨人の2003ドラフト指名選手
自由枠内海 哲也東京ガス投手
自由枠(行使せず)
1巡目(指名権なし)
2巡目西村 健太朗広陵高投手
3巡目(指名権なし)
4巡目平岡 政樹徳島商高投手
5巡目岩舘 学東洋大内野手
6巡目山本 賢寿帝京大投手
7巡目佐藤 弘祐東北高捕手
8巡目南 和彰福井工大投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:01│ │巨人 | FA
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