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岡田幸文(ロッテ引退)、第2の人生はBC栃木コーチ

2018年12月25日

12/25、デイリースポーツ4面「第2の人生へプレーボール」より

2008ロッテ育成ドラフト6位 岡田幸文
全足利クラブ・外野手

生まれ育った栃木を愛する岡田(2008ロッテ育成6位)らしい再出発となった。BCリーグ・栃木で外野守備走塁コーチとして、指導に当たる。ロッテから1年間の“出向”である。球団から告げられたのは10月4日で、その4日後に引退試合が行われた。最初は「エッ」と戸惑ったが、将来を見据えた武者修行の色彩もある。

「ありがたい話だと思いました。感謝です。やれることしかできないが、(10年間)いろんな方に教わり、僕なりの考えもある。しっかり伝えたい」

全足利クラブでの活躍が認められ、08年度育成ドラフト6位でロッテに入団。翌09年の3月に支配下登録された。俊足を生かしたその広い守備は「エリア66」と呼ばれ、11、12年にゴールデン・グラブ賞を獲得した。最大の武器である守備で、チーム内での居場所をつかんだ。

10月8日の引退試合は伝説となった。59打席連続無安打は野手のプロ野球ワーストとなったが、60打席目で安打が出るとポン、ポンと3安打の猛打賞だ。今、つくづく思う。「ヒットが打てないと焦りが出る。それが1本出たら気持ちが楽になった。悩んでいたのは何だったのかと思いました」

全2501打席で本塁打なし。野球の華とは無縁だったが、これこそ岡田がプロで生き抜いた勲章だ。「僕が本塁打をいっぱい打てるような打者だったら、(守備に)興味がなかったと思う」。守備の向上については「(打球の行方を)予測することが大事です」と話し、こう強調した。

「一番いいのは一番多く打球を捕ること。練習中のフリー打撃の打球を数多く捕った。いろんな発見がある」。外野守備走塁コーチとして、選手たちに基本練習の大事さとともに、練習を通じて何かを発見する。そんな姿勢を伝えたいと願う。

つい最近、中学校で「諦めないこと」をテーマに講演した。育成からプロでの活躍を諦めずに一時代を築いた岡田が、指導者として地元で新たな一歩を踏み出す。



下は2008育成ドラフトでロッテが指名した選手です。岡田幸文は6位指名入団。プロでの成績はこちら

ロッテの2008育成ドラフト指名選手
1位木本 幸広日高高中津分校投手
2位鈴江 彬BC・信濃投手
3位角 晃多東海大相模高内野手
4位生山 裕人四国九州IL香川内野手
5位西野 勇士新湊高投手
6位岡田 幸文全足利クラブ外野手
7位吉田 真史太田工高内野手
8位田中 崇博八日市南高投手
プロ入り後の成績






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