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菊池涼介(広島)、日ハムもドラフト指名狙っていた

2019年01月10日

1/9、日刊ゲンダイ31面「川端順の常勝軍団のつくり方」より

2011広島ドラフト2位 菊池涼介
中京学院大・内野手

「忍者みたいな選手がいるんです。見に来てください」。担当の松本有史スカウトの熱意に折れる形で、無名に近かった中京学院大の菊池涼介(2011広島2位)という選手を見るため、岐阜へ向かった。部員が100人以上練習していても、ズバぬけて速いベースランニングを見て「あれだ!」とすぐに分かった。

菊池はフリー打撃中に遊撃の守備位置に就いた。速い! 足も速いが、打球に対する反応はさらに速い。飛びついて捕球し、遊撃の位置から膝をついたまま一塁へ送球する姿にも衝撃を受けた。体幹の強さ、バランスの良さが群を抜いている。一方で打撃面は大振り。長打力はあるものの、「走」「守」と比べ、「打」は改善の余地があると感じた。

日本ハムも菊池を狙っていた。戦略が似ているため、日本ハムとは欲しい選手が重なることが多い。当初は3、4位の評価だったが、2位に繰り上げると決めて獲得できた

その日本ハムの山田正雄GM(現スカウト顧問)から「ショートとセカンドはプロ入り後、どこに回しても守れる。何が次に起こるかを常に考えながら守っているポジションだから、野球を勉強している。うちは二軍の選手でもショート出身が多い」と聞いて参考にした。最近は菊池をはじめ、カープも遊撃手出身が増えている。

今でこそ球界を代表する選手に成長したものの、入団当初は正面の打球をポロッとやったり、ミスも多かった。最初の数年は二軍の由宇球場で泥だらけになって練習していたのを思い出す。




上の記事は広島の前編成部長、川端順氏(1983広島ドラフト1位)が書いたものです。

下は2011ドラフトで広島が指名した選手です。菊池涼介は2位指名入団。プロでの成績はこちら

広島の2011ドラフト指名選手
1位野村 祐輔明治大投手
2位菊池 涼介中京学院大内野手
3位戸田 隆矢樟南高投手
4位土生 翔平早稲田大外野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 08:00│ │広島 
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