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スカウトの逆襲、新人選手の動きをチェック

2019年01月14日

1/14、日刊ゲンダイ39面「スカウトの逆襲」より
「どうです。力感がないように見えて、スピンが利いてる。即戦力ってわけにはいかないでしょうけど、理想的なフォームでしょう?」。新人合同自主トレ初日のこと。オレが担当した高校生右腕がキャッチボールを始めたんで、そばで見ていた監督に水を向けたんだ。

「そうですね。先が楽しみじゃないですか」。新年早々、監督のまんざらでもなさそうな表情を見て気分が良くなり、つい気が緩んだ。そういや、キャンプ前に一度はラウンドしたいよなぁ、なんて思いながら、その場で無意識のうちにゴルフスイングを始めたそのときさ。

「おまえ、そんなことしてる場合かよ。選手の動きをよく見ろって、いつも言ってるだろうが」。部長がすっ飛んできて、年明け早々、説教だ。

「自主トレまでにやっておく練習メニューは渡しているし、体をまったく動かしていないはずはない。けど、高校生が練習中に首脳陣、報道陣、ファンと、これだけ多くの視線を浴びたのはおそらく初めてだろう。どうしたって余計な力も入るし、故障しないとも限らない。ちょっとしたケガであっても、自主トレ開始早々、リタイアできるはずもなく、無理をしているうちに大きな故障につながる可能性もある。といって自主トレ期間中に首脳陣はアドバイスできない。オレたちスカウトが選手の動きをチェックして、少しでもおかしなところがあれば、本人に確かめるとか、ブレーキを踏むべきだろ」

とはいえ、部長が言うように、選手は異変を感じたとしても、それを隠そうとするだろう。 「だったら、よほど注意深く、それこそウの目タカの目で動きを見守らなきゃ・・・」。言い掛けたところでヤブヘビだって気付いたね。

なんでも、部長自身も痛い経験をしているらしい。担当した高校生投手が自主トレ中に軽い捻挫をした。だからといって休むわけにいかず、無理をしたまま練習を続けてキャンプイン。重度の肉離れを患った末、上半身に頼った投げ方がたたって肩痛に。結局、全盛時のピッチングができないままユニホームを脱ぐことになったそうだ。

「だから選手には言ってるんだ。アマチュアの根性は無理をしても頑張ることだが、プロの根性は故障する前に自分でブレーキを踏むことだとな」

ランニング中はもちろん、歩いているときの足の運び、キャッチボールの腕の振りや角度・・・ほんのささいなケガや故障が結果として選手生命を絶つかもしれないと思ったら、それこそゴルフのスイングをしてる場合じゃないって思ったね。(プロ野球覆面スカウト)




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