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鈴木誠也(広島)、巨人・日ハムも狙っていた

2019年01月16日

1/16、日刊ゲンダイ30面「川端順の常勝軍団のつくり方」より 

2012広島ドラフト2位 鈴木誠也
二松学舎大付高・内野手

今やカープの不動の4番に成長した二松学舎大付・鈴木誠也の2位指名は冒険だった。投手として最速148キロ、打者として高校通算43本塁打の「二刀流」。とはいえ、一度も甲子園に出場していない。中央球界では無名といえる存在だった。

ただ、身体能力は抜群。どの練習試合で計っても一塁到達のスピードは4秒を切った。当時カープの右打者では赤松真人だけ。バネのある走り方もいい。鉄砲肩と足は突出していた。

2012年のドラフトでは、2位で高校生の遊撃手を探していた。当初は外れ1位候補だった光星学院・北條史也(現阪神)の評価の方が上。対する誠也は3、4位程度だった。しかし、3年間、誠也を追い続けた担当の尾形佳紀スカウトが映像を編集し、スカウト会議のたびにプレゼンをした。巨人と日本ハムが誠也を狙っているとの情報もあった。

最終的に2位候補は一騎打ちとなった。当時の野村謙二郎監督が「どっちが足速いの?」と聞いた。尾形は「誠也の方が速いです。潜在能力やバネが違います」とキッパリ。野村監督は「ピッチャーだけど肩と足があるならショートは守れるのか?」と続けて質問。「大丈夫です」と即答して2位指名が決定した。

誠也と巨人へFA移籍した丸佳浩に共通しているのは、人が見ていないところでも手を抜かないこと。誠也はどんな時でも一塁まで全力疾走する。投手の場合、なかなかこれができないものだ。

打っている映像ばかりでは松田元オーナーに「ええとこばっかり見せてないか?」と突っ込まれてしまう。だから誠也の映像を編集している尾形にこう言ったことがある。「ただのアウトでも全力で走っている姿、三振でもタイミングが合っている姿ならプレゼン的にはいいと思う」

誠也の映像は凡打で全力疾走している姿が多かった。誠也と丸は高校時代、夜間でも暗闇の中で素振りをしていたのを担当スカウトが見ている。丸に聞くと「最初は3~5分。毎日振っていたらそれがクセになって長くなった」と話していた。この2人は昔から似ているところがある。



上の記事は広島の前編成部長、川端順氏(1983広島ドラフト1位)が書いたものです。

下は2012ドラフトで広島が指名した選手です。2位指名・鈴木誠也の高校時代のスカウト評はこちら

広島の2012ドラフト指名選手
×森 雄大  
×増田 達至  
1位高橋 大樹龍谷大平安高外野手
2位鈴木 誠也二松学舎大付高外野手
3位上本 崇司明治大内野手
4位下水流 昂ホンダ外野手
5位美間 優槻鳴門渦潮高内野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:03│ │広島 
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