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角氏(1974ヤクルト2位)、東京国際大の監督に

2019年02月07日

2/7、西日本スポーツ5面より

1974ヤクルトドラフト2位 角富士夫
福岡第一高・内野手

東京新大学野球リーグの東京国際大は6日、ヤクルトの名三塁手として2度の日本一に貢献した角富士夫さん(1974ヤクルト2位)を次期監督として所属の東京新大学野球連盟に届け出た。近く正式発表される。

リーグ初優勝をもたらした古葉元監督から3代続いての元プロ監督リレー。元ヤクルト監督で東京国際大特命教授の古田敦也さんの全面サポートも受けて、悲願の大学日本一を目指す。

ヤクルトの黄金時代を築いたID野球でチーム再興だ。角さんは、ID野球を掲げた野村克也監督の下でも日本一を経験。昨年限りでヤクルトを退団、学生野球資格回復を目指した昨年暮れから、選手とともに体を動かすことを意識して5キロほど減量。ユニホームを着るのはヤクルト2軍コーチだった2009年以来10年ぶり。

「いつかは、高校か大学の指導をしたいと思っていた。お話をいただいて、ありがたいと思った」

福岡第一高からヤクルトに入団し、パンチ力のある打撃を備えた巧守の三塁手として、1978年の球団初優勝に貢献、選手として3度のリーグ制覇、2度の日本一を体験した。引退後もコーチ、フロントで、選手時代から44年間、ヤクルト一筋。

昨年まで編成部に在籍し、ドラフト候補選手も間近に見ただけにアマ野球指導には適任。特命教授の古田さんの後押しもあって次期監督となった。

野球部は創部54年目。08年春に、広島の赤ヘル黄金時代をつくった古葉監督が就任して新風を吹き込んだ。創価大戦の連敗を71で止め、11年春にリーグ初優勝。初出場した全日本大学選手権で、エースの伊藤和雄(阪神)を中心に接戦を勝ち抜いて4強入り。江藤省三監督(当時)が率いた慶大に敗れはしたが、元プロ監督対決も話題になった。

秋の関東選手権にも5度導いた古葉監督は高齢となり15年限りで、広島時代の教え子の山中潔さんにバトンタッチ。山中監督は、流通経大や共栄大も力をつける中で苦戦、6シーズン指揮を執ったが、優勝することなく昨秋に退任。新時代を戦える人材として角さんが選ばれた。角さんは「素晴らしい環境があって、あとは指導者しだい」と気を引き締めた。



下は1974ドラフトでヤクルトが指名した選手です。角富士夫は2位指名入団。プロでの成績はこちら

ヤクルトの1974ドラフト指名選手
1位永川 英植横浜高投手
2位角 富士夫福岡第一高投手
3位浜師 勝彦新日鉄室蘭投手
4位上野 貴士横浜高内野手
5位青木 実日産自動車外野手
6位三村 雅彦兵庫育英高投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:20│ │大学 
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