西武7位・佐藤龍世、2安打3打点に辻監督も絶賛
2019年02月28日
2/28、サンケイスポーツ3面より| 2018西武ドラフト7位 佐藤龍世 富士大・三塁手・動画 |
開幕戦で顔を合わせる宿敵との今季初対戦。富士大4人目の男、ドラフト7位・佐藤（動画）が大量得点への号砲を鳴らした。「対外試合が始まってからチャンスで打てていなかった。1本打ちたいと思っていたので、よかったです」
二回1死二、三塁で、ソフトバンク先発・武田の138キロの直球を右前へ。名刺代わりの先制打で2者を迎え入れると、五回1死二塁では3番手の中田から左前適時打。「積極的に振っていこうと思っていた。満足せずに、もう一本出てよかった」とにっこり笑った。
昨季は、山川が本塁打王で多和田が最多勝。外崎も内外野をこなすバイプレーヤーで活躍し、岩手・花巻市の「富士大トリオ」がリーグ優勝の原動力となった。今季は佐藤が同大からD7位で入団。174センチと猛者揃いの西武の中では小柄だが、パンチ力も魅力の内野手だ。
北海道・厚岸町出身で実家は漁師をしている。1月の入寮時は、地元の友人から送られた特製の「大漁旗」を持参した。「俺たちのことを忘れるなよ」とエールを送ってくれた仲間の思いを、まずは15安打8得点の“大量”点につなげた。
先輩からのアドバイスも実った。高知・春野キャンプ中の21日。尊敬する山川から「切りすぎだから、もっとかちあげろ」と声を掛けられた。助言を受け入れ、ダウンスイングとなっていたフォームを修正し、この日の活躍につなげた。
正三塁手の中村は西武第二球場で調整中。若武者の活躍に辻監督も「十分。（中村に）何かあったときのためにね。元気があって三塁手らしい。しぶとさもあるし、積極的に振っていける。守備も心配していない」と賛辞の言葉を並べた。リーグ連覇と日本一奪取を狙う今季は、「富士大カルテット」がチームを引っ張る。
（2月27日 練習試合 西武 8－3 ソフトバンク）
下は2018ドラフトで西武が指名した選手です。| 西武の2018ドラフト指名選手 | |||
| 1位 | 松本 航 | 日本体育大 | 投手 |
| 2位 | 渡辺 勇太朗 | 浦和学院高 | 投手 |
| 3位 | 山野辺 翔 | 三菱自動車岡崎 | 内野手 |
| 4位 | 粟津 凱士 | 東日本国際大 | 投手 |
| 5位 | 牧野 翔矢 | 遊学館高 | 捕手 |
| 6位 | 森脇 亮介 | セガサミー | 投手 |
| 7位 | 佐藤 龍世 | 富士大 | 内野手 |
| 育1 | 東野 葵 | 日本経済大 | 投手 |
| 育2 | 大窪 士夢 | 北海高 | 投手 |
| 育3 | 中熊 大智 | 徳山大 | 捕手 |
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│西武
