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高卒新人・河浦圭佑(JR東日本)、巨人3軍抑えた

2019年03月27日

3/27、西日本スポーツ32面より

河浦 圭佑 (JR東日本・投手)
175cm・右投右打・動画

夢へ「猪突猛進」-。社会人野球の強豪、JR東日本に将来のプロ入りが期待される気骨の右腕が加わった。河浦圭佑投手(動画)は1947、48年と夏の甲子園2連覇を誇り、福岡県内屈指の進学校でもある小倉高を今月2日に卒業。同校OBでヤクルトの名サウスポーとして70年代を中心に活躍した安田猛さんの助言を受け、大学進学ではなく社会人経由でプロを目指す。

河浦が好きな言葉は、二つある。一つは真っ赤なグラブの裏革に縫い込んだ「臥薪嘗胆」。もう一つは強気に打者の内角を攻める投球スタイルを表した「猪突猛進」だ。「安田さんの名前の『猛』も入っている。教わったことを忘れないように」。グラブ袋には「猪突猛進」の上に「安田猛魂」と刺しゅうを施した。

小倉高ではOBでもある安田さんの指導を受け、140キロ台中盤の速球を投げ込む九州屈指の本格派右腕に成長した。元来プロ志望でスカウトからも注目されながら、最終的にはプロ志望届の提出を見送った。甲子園に出場できなかったからだけではない。

「プロに行くだけではない。活躍してこそ本物のプロ。そのためにも力をしっかりと蓄えなさい」との安田さんの言葉にうなずいた。進んだのが社会人野球の道。安田さんが一時期JR東日本の投手陣を指導していた縁もあり、決めた。

小倉高OBで昨秋から母校を率いる西田弘康監督は「うちの高校で卒業後も野球を続けるなら、まずは大学。即社会人チームに入るのは私が知る限り、おそらくここ二、三十年はないのでは」と説明。JR東日本はソフトバンクにドラフト4位で入団した板東湧梧投手を含めて8年連続でプロ選手を誕生させており、夢実現への鍛錬の場に選んだ。

既に、2月末に宮崎で行われた巨人3軍との練習試合で社会人デビューを果たした。1回無失点。144キロの直球で空振り三振も奪った。

「高校時代は新聞や雑誌で最速147キロ右腕とか書かれていたけれど、自分の目で確認した145キロが今の時点での最速」。身長175センチと決して大柄ではないが、周囲の評価に左右されない一本気な性格。「内角を突く投球を生かすためにも、球速より球の質を上げたい。ミスが許されない制球にもこだわっていく」と、取り組むべき課題も理解している。

身長が170センチほどの安田さんも体格に恵まれなかった。それでも現役時代は当時全盛期だった巨人の王貞治(現ソフトバンク球団会長)に真っ向勝負を挑み、2割5分台の対戦打率に抑えるなど「王キラー」と呼ばれた。

「母校を応援したい」と、がんの一種の腹膜播種と闘いながら、自宅のある東京と北九州市を往復し、河浦らの指導に尽力。そんな安田さんに報いたい気持ちも強かった。「上位でプロに行けるだけの実力と自信を付けたい」。恩師の心とともに「猪突猛進」で道を切り開く。 



河浦君の高校時代のピッチング動画はこちら


draftkaigi at 09:29│ │巨人 
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