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石川昂弥(東邦)、パ・スカウト「2位か外れ1位」

2019年04月05日

4/5、夕刊フジ26面より

石川 昂弥 (東邦高・三塁手兼投手)
185cm・右投右打・動画


第91回選抜高校野球大会は、東邦が3日の決勝で習志野を6-0で下し30年ぶりの優勝。くしくも平成において最初(1989年)と最後の大会で頂点に立った。主将、エース、主砲の1人3役をこなす石川昂弥投手(動画)が、打っては先制2ランを含む2本塁打、投げては3安打完封。投打二刀流の大活躍を演じた。

初回の守備で相手の送りバントを自ら素早くさばいて二塁へ送球し、投ゴロ併殺打に仕留めて3人で終えると、一気に勢いに乗った。

準決勝まで16打数3安打、打率・188と本領を発揮し切れていなかったが、初回には左腕・山内から「打った瞬間行ったと思いました」という中堅バックスクリーン右への推定飛距離135メートルの特大2ラン。5回2死二塁では右腕・飯塚に対し、右中間に高々と舞い上がる一発。8回の第4打席でも右中間への二塁打で6点目への足がかりを作るおまけ付きだ。

投げても3安打無四球(1死球)で完封。2奪三振で打たせて取り二塁すら踏ませず、わずか97球で投げ終えた。投打にわたる活躍にスタンドから「平成最後のヒーロー!」との声も飛んだ。

今大会では37回4失点(自責3)、防御率0.73。20打数6安打(打率・300)、3本塁打、8打点と投打で結果を残した。ただし「自分は本質的には野手。チーム事情で投手をやっているだけ。投げるのは嫌いではないですが、打つ方が楽しい。先の野球でピッチャーをやるつもりはありません」ときっぱり。野手1本でプロを希望する。

憧れの選手に「大谷翔平選手(現エンゼルス)」を挙げるが、「バッティングが本当にすごい。自分もああいう打撃ができるようになりたい」とあくまで“打者大谷”を見つめている。

実際、185センチ、87キロのスケールを買われ、打者として今秋のドラフト候補のトップランクに名前が挙がっているが、某パ・リーグ球団スカウトは「現状では24人の中の1人。つまり2位か外れ1位の評価。これで去年の小園(広島)や根尾(中日)のように遊撃も守れるとなると、一気に評価が上がる。夏へ向けて見てみたいポイント」と指摘する。

今大会では降板後に三塁の守備に就くことはあったが、東邦の遊撃はプロからも高い評価を得ている俊足の4番・熊田任洋内野手の定位置で、挑戦も簡単ではない。

1日に発表されたU-18日本代表第1次候補には投手として選出され、「石川君には投打両方で期待している」(高野連関係者)。ドラフトまで半年あまりの間に、どこまで評価を高められるだろうか。



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石川君のバッティング動画はこちら



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