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広島カープ沈没の内幕、2年前のドラフトから始まった

2019年04月19日

4/19、日刊ゲンダイ30面「広島沈没の内幕」より

2017広島ドラフト1位 中村奨成
広陵高・捕手・動画

V3チームとは思えない数字が並ぶ。17日の巨人戦は2点ビハインドの九回に試合をひっくり返した。菊池涼の右越え適時二塁打で同点。さらに2死二塁から石原が決勝の中前適時打を放って劇的な逆転勝ちを収めたものの、5勝12敗の借金7で最下位に沈む。

先週10日には延長戦史上ワーストとなる1イニング12失点を喫した。17日現在、チーム打率・210、52得点、21失策はリーグワースト。防御率は下から2番目の4.35である。チーム関係者は「打てない打てないといわれるけど、元凶はやはり投手陣。何年か前から投手がいないといわれていた」と指摘する。

25年ぶりにリーグ優勝を果たした2016年は、ジョンソンが15勝7敗で沢村賞。野村が16勝3敗、黒田が10勝8敗と盤石だったが、この年で黒田が引退。

翌17年は新戦力の台頭に助けられる。薮田が15勝3敗、岡田が12勝5敗、大瀬良が10勝2敗。大瀬良は翌18年も15勝7敗で最多勝を獲得し、エースに成長したものの、岡田は8勝7敗、薮田に至っては2勝1敗。誰かがカバーしてV3を果たしても、大瀬良以外は2年続けて活躍できない。本当の実力者が少ないのだ。

実績のあるジョンソン、野村は苦しみ、岡田、薮田は二軍でくすぶっている。抑えの中崎にしても、4年連続で60試合近い登板数があり、勤続疲労の色が濃い。今季台頭する気配があるのは、2勝を挙げている床田のみである。

オープン戦は1位。もともと補強に頼らないチーム方針ではあるが、王者の気の緩みなのか、緒方監督や投手コーチは「誰かが出てくるだろう」と油断し、現状が見えていなかったと指摘する声もある。

定評があるドラフト戦略のほころびも原因だ。昨年の1位は4球団競合の末に小園(報徳学園)を獲得した。前出の関係者が続ける。

「これは菊池、田中の二遊間コンビの後継者という補強ポイントに合致する。でもその前の17年のドラ1は紛糾した。補強ポイントが一目で分かる独自のスカウト年表によると、1位は捕手ではなく、どうしても即戦力投手が欲しかった。

それでも、広陵で夏の甲子園を沸かせた捕手の中村奨成を1位で指名した。地元のスター候補だから取らざるを得なかったとはいえ、直前まで二者択一を迫られた投手(ヤマハの鈴木=現中日の抑え)を1位で取れなかったのは、今となっては痛かった。投手陣は高橋昂、山口、遠藤といった20歳前後の高卒有望株が多いが、一軍の戦力になるにはまだ時間が必要。今がまさに空白の時期なんです」


昨季も防御率4.12と投手陣は脆弱だったが、強力打線がカバーした。しかし、ここまではFAで流出した丸の穴が埋まっておらず、4番の鈴木が孤立。守備陣も「1点もやれない」と焦り、ポロポロやる悪循環に陥っている。

もしV逸なら5年目の緒方監督は今季限りの可能性が高い。そんな広島の次期監督候補に、とんでもない大物OBの名前が急浮上している。(つづく)



下は2017ドラフトで広島が指名した選手です。1位指名・中村君のスカウト評はこちら

広島の2017ドラフト指名選手
1位 中村 奨成 広陵高 捕手
2位山口 翔熊本工高投手
3位ケムナブラッド誠日本文理大投手
4位永井 敦士二松学舎大付高外野手
5位遠藤 淳志霞ヶ浦高投手
6位平岡 敬人中部学院大投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:01│ │広島 
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