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中日ドラ1・根尾、智弁和歌山のスカウトを断っていた

2019年04月19日

4/19、日刊ゲンダイ31面「最強監督が語る甲子園(智弁和歌山・高嶋仁)より

2018中日ドラフト1位 根尾昂
大阪桐蔭高・遊撃手兼投手・動画

私は高卒で直接プロに行くことは、あまり勧めていないんです。もちろん家庭の事情などはありますが、可能なら大学を経てからプロに行ってほしい。そう考えて、監督をやっていました。だから、去年のドラフト1位で大阪桐蔭から中日に入団した根尾昂くん(動画)も、大学を卒業してからプロでもよかったんじゃないか、と思っているんです。

もともと、根尾くんは中学時代、慶応大学への進学を希望していた。そのウワサを聞いたとき、「これはウチに来てくれるかもしれない」と思いましたね。

彼が中学時代に所属していたチームが3月に名古屋で試合をやるというので、見に行ったことがある。でも、どこを探しても根尾くんがいない。おかしいな? と思ってチームの関係者に聞いてみると「いまはスキーの大会に出ているから、日本にいません」と言われた。「おいおい、ちょっと待て。どんだけ才能豊かなんだ」と、驚くやら呆れるやら、でした。

後日、根尾くんの出身地である飛騨高山に行って、彼のお父さんとも話しました。私が、「智弁和歌山は特待制度はありませんが・・・」と水を向けてみると、お父さんは全然気にせず、「ウチは大丈夫ですから」と言ってくれたんです。しかも慶大志望でしょう。これなら進学率の高いウチも脈はあるな・・・と思っていたら、大阪桐蔭の西谷監督ですよ。

根尾くんが大阪桐蔭に進学したこと自体はいいんです。でも、西谷監督にはちょっと言いたいことがあります。根尾くんは野球も勉強も、両方できる。ああいう子は大学を経てからでも、十分プロで活躍できるんです。それに、大学を卒業すれば将来、プロ野球のコーチ、あるいは監督やフロントにもなれる逸材だと思います。

プロ野球選手の現役は長くても20年でしょう。なにも甲子園や現役プロだけが野球じゃないんです。私の教え子に阪神の二軍チーフコーチをやっている高代延博がいます。彼は法政大学を卒業後、日本ハムに入団してからというもの、指導者としてさまざまな球団でユニホームを着続けているでしょう。大学で学んだことがいかに大きいか、ということです。

根尾くんがプロに行きたい気持ちがあったにせよ、西谷監督には「大学を卒業してからでも遅くない」と説得してほしかった。選手の才能を見極めて、時にはワンクッション置かせるのも指導者としての仕事のひとつだと思うんです。(つづく)



上の記事は智弁和歌山名誉監督の高嶋さんが書かれたものです。

下は2018ドラフトで中日が指名した選手です。1位・根尾君のスカウト評はこちら

中日の2018ドラフト指名選手
1位 根尾 昂 大阪桐蔭高 内野手
2位梅津 晃大東洋大 投手
3位勝野 昌慶 三菱重工名古屋 投手
4位石橋 康太 関東第一高 捕手
5位垣越 建伸 山梨学院高 投手
6位滝野 要 大阪商大 外野手


draftkaigi at 07:02│ │中日 
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