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阪神、高校生ドラフト候補から総スカン

2019年04月23日

4/23、日刊ゲンダイ終面より
不甲斐ない試合を繰り返せば、ソッポを向くのはファンだけではない。2005年以来、13年間も優勝から遠ざかり、昨季は17年ぶりの最下位に沈んだ阪神は今、アマチュアのドラフト候補生からも、見向きもされなくなりつつある。

先日の春のセンバツ甲子園を特集したベースボール・マガジン社の別冊春季号を見れば、危機的な現実がよくわかる。出場32校のベンチ入り全選手にさまざまなアンケートをとっているのだが、「好きな球団」という設問に「阪神」と答えた選手はごくわずか。各校のレギュラー9人、計288人を調べただけでも、たった30人しかいないのだ。

お膝元の関西圏から出場した6校のレギュラー選手を見ても、阪神を好きな球団に挙げたのは、54人中14人だけだった。ちなみに、今秋ドラフトで上位指名が確実視され、投手の「高校四天王」と言われる星稜・奥川恭伸(動画)は楽天、横浜・及川雅貴(動画)はロッテと答えた。

言うまでもなく、プロ野球の球団にとってドラフトはチームづくりの根幹を成すもの。アマチュア選手からの不人気は死活問題になる。メディアは“伝統の一戦”などと巨人―阪神戦を特別視するが、高校球児にとっては過去の遺物になりつつあるのではないか。そんなアマチュア選手の阪神離れの原因を、元球団社長の野崎勝義氏がこう看破する。

「最たる原因は育成がヘタという点でしょう。いい例が藤浪晋太郎です。入団から3年連続で2ケタ勝った逸材を、きちんと育てられない。育てるというよりチヤホヤして、甘やかしたように思う。いまの高校生は、あれだけの選手でも潰されてしまう、と感じてますよ。

トレードで他球団に移籍した選手が新天地で活躍するケースが多いのも、阪神では実力が伸びないからでしょう。榎田(現西武)しかり、赤松(現広島)しかり、高浜(現ロッテ)しかりです。しばらく自前の4番打者が育たないことも含め、これは親会社やフロント、つまり球団の組織や風土に問題があるからです。

監督を代えてどうにかなる問題ではありません。連れてきた監督に丸投げ、フロントが責任を取らないというスタンスではチームは変わりません。フロントが優秀なスカウトやコーチを他球団から連れてくるとか、現場と一体になって監督をバックアップしないと。勝てないから監督を代え、あとは監督任せというのでは、いつになってもいい選手は育たないと思いますね」


まったくだ。高校生としては史上最速の163キロをマークし、メジャーからも「世界一の高校生右腕」と注目される大船渡・佐々木朗希(動画)も阪神からの熱視線は複雑ではないか。いずれにしろ、今年も最下位に沈むようなら、令和の世では“伝統の一戦”など死語になる。




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draftkaigi at 07:03│ │阪神 
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