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阪神スカウトが明かすドラフト候補の見極め方

2019年04月23日

4/23、デイリースポーツ2面より

1989大洋ドラフト3位 平塚克洋
朝日生命・外野手

毎年、ドラフト指名候補に挙がる選手は多くいる。その中から希望選手を獲得できれば成功かもしれない。だが、それだけがスカウトの仕事ではない。

「ただ獲ればいいというものではない。いかにウチに合うか、関西に合うかも考えないと本人にも球団にも損失。人の人生を左右するのだから、そこまで考えて責任持ってやらないと。彼らは球団を選べない。この子の人生、ホントにウチでいいのかと考えている」

人の人生を背負い、球団の命運も託される。平塚スカウト(1989大洋3位)はモットーを持ち、選手を追い続けている。

07年まで阪神のコーチを務め、08年からフロント入りして現職に。駆け出しの頃、夏の甲子園では一般客とチケット売り場の列に並んで、座席を確保していた。いわば若手の仕事だ。「最初の頃は、甲子園で朝の4時、5時から並んだよ。あれが一番大変」と苦笑いする。

ただ、その経験が自身の原点だという。「アマチュアの気持ちになるのは大事だから。プロだから偉いわけじゃないし、監督らと技術論を話していても、プロだから全部正解ではない。接し方というのは大事」。謙虚な気持ちで、アマ関係者と常に対等な目線を持ち続けている。

全国大会など大舞台の視察は必須だが、練習にも足を向ける。練習を見守る意図とは。

「練習はその選手の素が出る。プロに入って一番大事なのは練習と工夫。その工夫をできる子じゃないと。試合のバッティングは悪いけど、練習は悪くないとか。教え方で変わる可能性がある。これはプロに入って良くなるぞという部分を見る。数字、結果で出ないところを見に行く」と理由を明かす。

自身も現役時代、オリックスや阪神に在籍した。仰木彬氏、野村克也氏と名将の下で培った野球観は勘。「教えられない部分を見るのが我々の仕事」と言い切る。データはあくまで机上のもの。センスや野球勘は努力では埋められない。だからこそ「緊張する場面でどういうしぐさ、立ち振る舞いをするかが大事」と重要視する。

現在の担当は関東地区。東京六大学やホンダ、東京ガスといった社会人野球の名門も追いかける。関東の担当だが、チームは関西。その違いもポイント。関西の人気球団でプレーすることの難しさとやりがいは、自身が現役時代に痛感してきた。

「自分の感性で判断していくしかない。青柳、大山らは関東生まれの関東育ち。負けないような性格も持っている。高山もそう。やりがいのある球団だし精神的な強さがあれば。逆にファンを味方につけるというか」。技術は当然ながら、気持ちの強さと大観衆の前でプレーすることに気概を持てる選手を追っていく。



阪神スカウトの平塚克洋は1989ドラフトで大洋(現DeNA)に3位指名され入団。プロでの成績はこちら

大洋の1989ドラフト指名選手
1位 佐々木 主浩 東北福祉大 投手
2位 東瀬 耕太郎 明治大 投手
3位 平塚 克洋 朝日生命 外野手
4位 今久留主 成幸 明治大 捕手
5位 川端 一彰 中央大 内野手
6位 知野 公昭 拓大紅陵 投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 08:25│ │阪神 
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