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武内(ヤクルト希望枠)、早大経由でプロ入りの真相

2019年04月26日

4/25、日刊ゲンダイ28面「最強監督(智弁和歌山・高嶋仁)が語る甲子園」より

2005ヤクルト(大社)ドラフト希望枠 武内晋一
早稲田大・内野手

昨年限りで引退したヤクルトの武内晋一(2005ヤクルト希望枠)は入学当初、投手でした。ところが、ティー打撃をやらせたら、もう打球音からして違うんですね。高校生離れしているというか・・・。その当時からプロに行くだけのものは持ち合わせていた。

当然、1年生から投手と野手併用でレギュラーですよ。高校通算47本塁打のうち、大半はライナー性の打球でした。武内は兵庫県出身。県外の有力選手はあまりウチに来ませんが、智弁和歌山に進学希望だった。中学時代の所属チームの代表を通じて「見に来てほしい」と連絡があったのが最初です。

ウチを卒業して早大に進学しましたが、当時、早大野球部で指揮を執っていた野村監督に惚れ込まれていましてねえ。確か武内が2年生の3学期、2月の終わりか3月だったと思います。野村監督から「武内を連れてきてくれ。守備が見たいんや」と連絡があった。そこで私が武内と一緒に上京して、早大のグラウンドに行ったんです。

武内は3回甲子園に出場して、2年の夏も出ている。野村監督はその試合を見ていたんです。打力があるのはわかっていましたから、改めて守備もチェックしたかったのでしょう。結果ですが、野村監督は満足していましたよ。なにせ武内は打撃より守備がうまい選手。早大時代も4年間、無失策でしたから。

で、お願いされていた守備を披露して終わりかと思えば、野村監督が上級生を集めるんですね。 「いまから武内がバッティングやるから、見とけー!」と言う。

まあ、そこからが凄かった。大学生の投手が投げるボールを1球目から右翼フェンスにバシーン! と直撃ですよ。武内はまだ高校2年生で、しかも普段とは違う木のバット。大学生も目がテンになっていた。おそらく、野村監督としては部員に刺激を与えたかった意図もあったのでしょう。

当の野村監督は、「よそにやったらアカンで。早稲田やで」と、ご満悦でした。ただ、武内はプロでやっていくには性格が良すぎた。

おとなしいというか、人を押しのけてでも、というところがない。技術と素質はあったんですが、優しすぎる性格が邪魔をしたのかなあ・・・。人間的には非の打ちどころがない、いい子なんですけどね。球団スタッフとしてヤクルトに残れたのは、そうした性格面が評価されてのことだと思います。



上の記事は智弁和歌山名誉監督の高嶋仁氏が書いたものです。

下は2005大学・社会人ドラフトでヤクルトが指名した選手です。武内晋一はドラフト希望枠で入団。プロでの成績はこちら

ヤクルトの2005大・社ドラフト指名選手
希望枠武内 晋一早稲田大内野手
1巡目指名権なし
2巡目指名権なし
3巡目松井 光介JR東日本投手
4巡目高木 啓充大阪体育大投手
5巡目飯原 誉士白鴎大内野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:02│ │ヤクルト 
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