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阪神タイガース時代に苦労した智弁和歌山の新監督

2019年05月09日

5/9、日刊ゲンダイ31面「最強監督(智弁和歌山・高嶋仁)が語る甲子園」より

1997阪神ドラフト1位 中谷仁
智弁和歌山高・捕手・18才

去年から智弁和歌山の監督をやっているのが、1997年の阪神ドラフト1位、中谷仁(1997阪神1位)です。楽天や巨人でもプレーして、田中マーくん(現ヤンキース)とバッテリーを組んだ経験もある。

彼は和歌山県内の中学校で軟式野球をやっていました。最初は公立高校に行く予定だったと思いますが、中学校の先生がウチを薦めてくれたんじゃないかな。当時から身長も高い、強肩の捕手でしたが、入学当初はプロ入りなどは考えてなかったみたいですね。

中谷は高塚(1997近鉄7位)とバッテリーを組んでから、ぐっと実力が上がりました。それに加えて、私と部長で、だいぶ鍛えましたよ。

捕手のサインって、結果論みたいなところもある。真っすぐ勝負で打たれたら「なんでそこで変化球じゃないんだ!」と怒り、変化球で打たれたら「そこは真っすぐだろ!」と。あえて厳しく鍛えたので、中谷も相当しんどかったでしょうね。練習試合で名古屋に行ったとき、試合中にサインが出せずに急性胃腸炎で病院に運ばれたこともあった。

今考えればやりすぎたかなと思うところもありますが、その代わり、中谷は強くなりましたよ。甲子園でマスクをかぶっても、ベンチなんか一切見ない。自信を持って、堂々とサインを出していましたから。

中谷や高塚がいた世代のウチは大人のチームでしたね。仲間同士、きちんと会話ができるし、みんな頭もいい。96年のセンバツで準優勝、97年の夏の甲子園では優勝している。それくらいやっても何の不思議でもない、というチームでした。

中谷なら、いいチームをつくるでしょうね。プロでは控え捕手が長かった分、苦労していますから。部員の指導も細かいところまで行き届いている。

監督交代の時期が時期だけに、当初はちょっと心配しました。私が退任したのが去年の8月。中谷は監督交代後、すぐにセンバツがかかる秋季大会に臨まなくてはいけなかった。大変だったと思いますが、センバツに出場できてほっとしてます。甲子園というのは、1年、2年と行けない期間が空くと、遠ざかってしまうものですからね。

アドバイスはあまりしませんね。中谷も、私がいちいち口を出したらやりにくいでしょう。ただ、向こうから聞いてきたときは何でも答えます。

センバツ前も、中谷から「この時期、紅白戦は何試合くらいやった方がいいですか?」と聞かれた。センバツは出場校が発表されてから、大会まで約2カ月の期間がある。私のときは大体、20~30試合くらいだったので、そう伝えたところ、同じくらいの数をこなしていました。今後の智弁和歌山を引っ張っていってほしいですね。



上の記事は智弁和歌山名誉監督の高嶋仁氏が書いたものです。

下は1997ドラフトで阪神が指名した選手です。中谷仁は1位指名され入団。プロでの成績はこちら

阪神の1997ドラフト指名選手
1位 中谷 仁 智弁和歌山高 捕手
2位 井川 慶 水戸商高 投手
3位 橋本 大祐 富士大 投手
4位 坪井 智哉 東芝 外野手
5位 山岡 洋之 東北福祉大 投手
6位 奥村 武博 土岐商高 投手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:01│ │阪神 
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