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中日、奥川恭伸(星稜)に熱視線

2019年06月02日

6/2、中日スポーツ11面より

奥川 恭伸 (星稜高・投手)
182cm・右投右打・動画

星稜・奥川
(動画)は、やはり奥川だった。右肩の張りから約2カ月ぶりに公式戦登板した152キロ右腕が、圧巻の投球を披露した。先発で6イニング、69球を投げ、許した安打は高いバウンドの一塁内野安打と、ドン詰まりの右前打の2本だけ。無四球、6奪三振と全く危なげなかった。

「制球を意識して、真っすぐもスライダーもいいところに投げられた。次につながる、いい投球だった」と奥川。当初は5イニングの予定だったが、1-0の接戦だったため、7回表に打線が2点を追加した後に降板。難なく、初戦突破に導いた。

4月に軽度の右肩の張りを訴え、先月25日の北越(新潟)との練習試合まで実戦登板を控えてきた。公式戦マウンドは、今春センバツの2回戦・習志野(千葉)戦以来、約2カ月ぶりだった。

「ドキドキしかなかった。緊張で体が硬くなっていた」というが、1回の初球に146キロをマーク。4回の3番・斎藤への3球目に、この日最速の150キロを計測した。「狙って、150キロを出しにいった。出すことで、球場の雰囲気が変わる。それを見に来ているお客さんもいるので、意図的に力を入れた」

好機で1本が出ない味方打線の重い空気を感じ取り、あえてスピードガンを意識して、思い切り腕を振った。球場の雰囲気まで操る姿は、高校生のレベルを越えている。

大挙集まった11球団のスカウト陣は、惚れ直すばかりだった。3人態勢で視察した中日の米村チーフスカウトは「真っすぐを狙われていると思ったら、変化球にシフトチェンジする。普通ならムキになりそうだが、センスが違う。抜群」と絶賛。

松永編成部長も「どの球でもストライクを取れる。投げただけで十分。評価は変わりようがない」とうなった。

(6月1日 北信越大会1回戦 星稜 6-0 砺波工)



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draftkaigi at 14:52│ │中日 
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