ドラフト会議情報局 2019高校生ドラフト候補 2019大学生ドラフト候補 2019社会人ドラフト候補
2019ドラフト指名予想 スカウト評価 12球団ドラフト情報まとめ ホームにもどる

スカウトの逆襲、佐々木(大船渡)の数値

2019年06月03日

6/3、日刊ゲンダイ27面「スカウトの逆襲」より

佐々木 朗希 (大船渡高・投手)
189cm・右投右打・動画

この間、神宮球場に行ったら、ドラフト候補の大学生右腕がいいピッチングをした。評判の投手だし、他球団のスカウトもおそらく、投球をチェックしてるだろうとスタンドを見上げたら、ウチのパソコンおたくのエライさんが見てたからビックリさ。

隣にいるのはどこかの新聞記者か。おそらくパソコンの数値も秀逸なのだろう。エライさん、マウンド上のドラフト候補を見て、得意げな表情を浮かべながら隣に何かしゃべってた。

後日、球場で一緒になった部長に、ウチのエライさんがドラフト候補右腕の好投を喜々としてチェックしてたことを話した上でこう言った。

「エライさん、間違いなくあの右腕を評価してますよ。今度のスカウト会議でその選手の名前が出たら、こうだから評価できるって言えば、オレの評価も上がるんじゃないかって思うんスよ。こっちは毎年クビがかかってるわけで、たまにはゴマをすることも大切じゃないスか」

半分冗談、半分本気で笑いながらこう言ったら、部長は怒ったね。

「バカヤロー! そんな考えでいたら、オレたちスカウトがいる意味がねーだろう! スカウトがみな、おまえみたいにエライさんの方ばかり向いて相づち打ってたら、いい選手は入って来ない。チームはガタガタになっちまうじゃねーか」

それでも163キロの大船渡・佐々木朗希(動画)の素質は、部長も含めてだれもが認めるところ。エライさんも「パソコンの数値が飛び抜けてる」なんてゾッコンだ。

5月下旬には完封した翌日、連投で5回を投げた。「休み肩じゃねーか」なんて部長は言ってたけど、体力面の不安も解消されたように思う。本当にいい選手はだれが見てもいいんじゃないか。すると部長は「完封した、連投したといっても、最速は145キロ前後だろう。オレはまだ、肩のスタミナという点で疑問をもってる」と、こう続けた。

「力をセーブして投げているとか、夏の連戦に備えて変化球を磨いてるとかいうけど、163キロを投げられる投手が最速145キロ、平均すれば140キロ前後っていうんだろう。肩肘に不安を抱えているならともかく、松坂にしろ、ダルにしろ、プロで大成する速球派投手は高校時代、肩にスタミナがあった。試合終盤だろうと、150キロ近い速球を投げてたからな。

 あと1、2回投げれば終わりという意識で自然と力が入るし、しっかりと下半身を使って投げているうちに上体もほぐれてくるもの。担当にはこれまで以上に日頃の練習や肩肘の状態をチェックさせる必要があると思う」


数字に頼ってちゃ、いい選手は取れないというのが信条の部長らしい話だと思ったね。(プロ野球覆面スカウト)



佐々木君のスカウト評はこちら

佐々木君のピッチング動画はこちら



draftkaigi at 07:00│ │高校 
ドラフトニュース検索