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日本ハム、早くもドラフト1位を公表した狙い

2019年06月04日

6/4、日刊ゲンダイ31面より

佐々木 朗希 (大船渡高・投手)
189cm・右投右打・動画

ギアを一段上げてきた。2日、163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希(動画)が、岩手・大東球場で行われた佐久長聖との練習試合に先発。日米10球団のスカウトが見守る中、完投を視野に入れたマウンドで、9回149球。9安打4失点ながら毎回の13三振を奪い、最速153キロを計測した。

すると、試合を視察していた日本ハムの吉村GMは、佐々木がプロ志望届を出すことを前提に、「間違いなく1位で指名します。(評価は)圧倒的すぎる」と12球団で初めて1位指名を公言。近日中に行われるスカウト会議で正式に決定することを明かした。

日ハムでは、以前から栗山監督がこの佐々木にゾッコン。事あるごとに賛辞を繰り返している。昨秋のドラフト直後には早くも、「俺の中では一番。投げてる姿がステキじゃん。やっぱりすごいなというのが分かる」と話していた。投手強化を掲げる球団も、かねて1位の最有力候補に挙げていた。

ではなぜ日ハムは、ここにきて1位を公言したのか。日ハムOBが「スカウト陣が163キロをマークしたU18合宿や、練習試合を段階的にチェックしたことに加え、イの一番に1位を公言することで、佐々木への誠意を伝えたいのです」と話せば、さる放送関係者は「メジャーを牽制する意図もあるのではないか」と、こう続ける。

「佐々木は今のところ国内のプロ入りが第1志望。ただ、メジャーも高く評価しており、辣腕代理人のスコット・ボラス氏が水面下で接触を試みたといわれている。先日、ソフトバンクが昨年の全米ドラフトでブレーブスから1巡目指名されたスチュワートを獲得。ボラス氏がスチュワートの代理人を務めていますが、日本球界には依然として、『メジャーがこの報復として、佐々木を強奪しかねない』と懸念する声があります」

大船渡の国保監督は、佐々木の投球強度を制限するなど、故障防止を第一に考えている。高校入学後も身長が伸び、大人の体になり切っていないこともある。

トミー・ジョン手術の権威である慶友整形外科病院の古島弘三医師は「肉体的、技術的なピークは24~25歳で迎える。成長期で骨が弱い時期に過度の負担をかければ故障リスクは高まる」と話すように、プロ入り後も長い目で見つつ、育てる必要があるだろう。

「日ハムはダルビッシュ(カブス)、大谷翔平(エンゼルス)らの逸材を育てた実績はあるが、日本の球団の多くには、成長のピークまで時間をかけて育てる余裕がない、と言う声もある。メジャーは高卒選手の場合、イニング数を厳しく管理するなど、5~6年ほどかけて完成形に持っていく。異国の地でプレーするハンディはあるにせよ、徹底された育成方針を武器に、メジャーが間隙を縫ってくる可能性は十分にあります」(前出の関係者)

日ハムの1位公言は、日米による佐々木争奪戦の一端といえるかもしれない。



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draftkaigi at 07:01│ │日本ハム 
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