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巨人の暗黒ドラフト、2015年ドラフト組の逆襲

2019年06月08日

6/8、夕刊フジ41面より

2015巨人ドラフト1位 桜井俊貴
立命館大・投手

野球賭博問題が発覚した直後、大逆風の中で巨人に入団した2015年の“暗黒ドラフト組”が今季、火の車の投手陣で救世主となっている。巨人の先発陣は開幕ローテ6人のうち4人が離脱中の非常事態。6日の楽天戦は桜井俊貴投手(2015巨人1位)が、入団1年目の初登板以来の先発マウンドに立った。

「監督やコーチがこういう起用をしてくれて、感謝の気持ちを持って投げた」。7回途中3安打1失点の快投で報い、先発では初白星を挙げた。

巨人が激震にさらされた15年のドラフトで、苦渋の選択の末に最初に指名された選手だ。10月5日に所属選手の野球賭博関与が発表され、同22日の本番直前にドラフト戦略も白紙に戻された。

「先方から指名の断りもあるし、不祥事の直後だから選手の“身体検査”もかなり厳しかった。本人に問題がなくても親族に不安があり、泣く泣く候補から外した選手もいた」(球団関係者)。

1位選びも難航。指名が重複してくじ引きに勝ち、世間のひんしゅくを買う事態も避けたい。確実に一本釣りできて素行に不安がない立命大のエース、桜井の評価を繰り上げ白羽の矢を立てた。

逆風の中のラブコールに応えて巨人入りした桜井だが、デビュー戦のマウンドで右肘が悲鳴を上げ初黒星とともに離脱。以降は精彩を欠き、ドラ1への失望感と冷たい視線にさらされた。

どん底からはい上がり、念願の白星をつかんだ好青年は「苦しいときもあったが苦しいだけじゃなく、自分の今につながっていることも多い。いい3年間だったんじゃないですか」と静かに語った。

数々の制約に縛られて思ったような指名ができず、球団内外で期待も薄かった15年ドラフト組だが、4年目の今季は貴重な1軍の戦力に。この日の試合は桜井を含め5人がベンチ入りした。

出世頭は7位指名から今季、抑えまで台頭した中川皓太投手(2015巨人7位)だ。東海大出身の左腕はこの日も、1点リードの9回を締めて6セーブ目。同期の白星を守った。酷評され解体の憂き目にあった当時のスカウト陣も、留飲が下がる思いだろう。



下は2015ドラフト会議で巨人が指名した選手です。



巨人の2015ドラフト指名選手
1位 桜井 俊貴 立命館大 投手
2位 重信 慎之介 早稲田大 外野手
3位 与那原 大剛 普天間高 投手
4位 宇佐見 真吾 城西国際大 捕手
5位 山本 泰寛 慶応大 内野手
6位 巽 大介 岩倉高 投手
7位 中川 皓太 東海大 投手
8位 松崎 啄也 日本製紙石巻 内野手
プロ入り後の成績


draftkaigi at 07:01│ │巨人 
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