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阪神株主総会でドラフト戦略、「ドラ2・ドラ3下手」

2019年06月14日

6/14、サンケイスポーツ2面より
阪神タイガースの親会社である阪急阪神ホールディングス(HD)の株主総会が13日、大阪市内で開催された。今季、矢野燿大監督が就任したチームは好調で、質疑で株主から成績についての注文はなかったが、これまでの球団のドラフト戦略を疑問視する質問が出た。回転すしにたとえ大トロやウニなどの大物を獲得することを要望された。

開幕から2軍暮らしの藤浪も糾弾されなかった。マルテについても不問。矢野監督と金本前監督との違いも聞かれなかった。チームは貯金生活。でも、根深い問題を株主は見逃さなかった。

「タイガースが(最近)50年間で3回(1985、03、05年)しか優勝できない最大の理由は、ドラフトが下手だということ。とくに2位、3位の上位指名が下手」。東京から始発の新幹線に乗り、やってきたという男性に、会場では自然と拍手がわき起こった。

「他球団のスカウトは腹を抱えて笑っている。ドラフトで笑いをとる必要はありません。回転すしにたとえると、大トロやウニの皿が目の前を流れているのに手を出さないで、タコやイカの皿からとっていくというのが毎年の印象」

近年は近本光司外野手(大阪ガス)や大山ら、ドラフト1位で指名した選手が戦力となっている。しかし、株主が指摘したのは2位以下の指名。そこでフロントが腕を見せることで、中長期的なチーム編成が可能になり、優勝回数に結びついていくというわけだ。

「1位指名は将来性にかけても良いと思うが、2位と3位は、遅くとも2年目までには1軍に定着する選手を獲らないとダメだ。原因を追究して手を打ってください」

壇上では阪神電鉄の百北幸司常務取締役が「昨年の考え方は守る野球、センターラインに重きを置いた補強でした」と回答。オーナーとして初出席した藤原オーナーは夕方、電鉄本社で「ファンからいろいろ思っていただけるのはありがたい。タイガースは愛されているんだなと」と話した。

もちろん“大トロ”や“ウニ”は狙う。常勝軍団結成へ、株主の声に耳を傾け、実行に移す。



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draftkaigi at 07:02│ │阪神 
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